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歯周病予防に役立つセレンの抗酸化パワーとは?

こんにちは。金沢市で開業しております、白根歯科クリニック院長の白根和明です。

歯周病は、歯茎の炎症や出血、さらには歯を支える骨の破壊を引き起こす慢性的な疾患です。
日本では成人の約8割が何らかの歯周病の症状を持っているとされ、進行すると歯を失う原因にもなります。
そんな歯周病の予防や改善には、抗酸化作用のある栄養素を積極的に摂取することが重要です。中でも、必須ミネラルの1つである「セレン(Selenium)」は強力な抗酸化作用を持ち、歯茎の炎症を抑え、健康を維持するために欠かせません。
この記事では、セレンの歯茎への効果や、効率的な摂取方法、セレンを多く含む食品について詳しく解説します。

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1. 歯周病と活性酸素の関係


歯周病の主な原因は、歯垢(プラーク)に含まれる細菌が毒素を出し、歯茎に炎症を引き起こすことです。
しかし、歯周病の進行には、体内の活性酸素の増加も関係しています。

①活性酸素とは?


活性酸素は、体内の細胞が酸素を使ってエネルギーを作り出す過程で発生する物質です。
本来、活性酸素にはウイルスや細菌を攻撃する働きがありますが、過剰に発生すると健康な細胞まで傷つけてしまいます。

◆歯周病と活性酸素の影響
細胞が酸化ストレスを受け、炎症が悪化
歯茎のコラーゲンが破壊され、歯周病の進行を促進
免疫機能が低下し、歯周病菌の増殖を抑えられなくなる

このように、活性酸素が過剰に増えることで、歯周病の症状が悪化しやすくなります。
そこで、抗酸化作用を持つ「セレン」が重要な役割を果たします。

2. セレンの抗酸化作用と歯茎へのメリット


①セレンの抗酸化パワー


セレンは、体内で「グルタチオンペルオキシダーゼ」という酵素の一部として働き、活性酸素を無害化する役割を持っています。
これにより、歯茎の炎症を抑え、歯周病の進行を予防する効果が期待できます。

②セレンの抗炎症作用


歯茎の炎症は、細菌の毒素だけでなく、体の炎症性物質(サイトカイン)の過剰分泌によっても引き起こされます。
セレンには、サイトカインの過剰な放出を抑え、歯茎の腫れや出血を軽減する作用があります。

③免疫力向上


歯周病菌の増殖を防ぐためには、免疫機能を正常に保つことが重要です。
セレンは、白血球の働きをサポートし、免疫力を高めることで、歯茎を健康に保ちます。

3. セレンを多く含む食品と効果的な摂取方法


①セレンを豊富に含む食品


セレンは、下記の食品に多く含まれており、日常の食事に取り入れやすい栄養素です。

魚介類(イワシ、マグロ、カツオ、エビ)
ナッツ類(ブラジルナッツ、アーモンド)
肉類・卵(牛肉、鶏肉、卵)
全粒穀物(玄米、オートミール)

②効果的な摂取方法と注意点


セレンを効果的に摂取するには、ビタミンEと一緒に摂ることで抗酸化作用が強化されるため、ナッツ類や魚と緑黄色野菜を組み合わせるのがおすすめです。
また、セレンは加熱によって失われやすいため、蒸す・焼くといった調理方法を選ぶと栄養を保持しやすくなります。
摂取量にも注意が必要で、成人の推奨摂取量は1日50〜70μg程度です。

4. 口腔ケアと組み合わせて歯周病予防


セレンの摂取とともに、適切な口腔ケアを実践することで、より効果的に歯周病を予防できます。
歯磨きは歯茎を傷つけないように優しく行い、歯間ブラシやフロスを活用してプラークを除去しましょう。
また、定期的な歯科検診を受けることで、歯周病の早期発見・治療が可能になります。
さらに、バランスの取れた食事を意識し、セレンやビタミンEなどの抗酸化成分を摂取することも重要です。喫煙や過度な飲酒を控え、適度な運動を取り入れることで、血流を促進し、歯茎の健康を維持しやすくなります。
セレン摂取と正しいケアを組み合わせ、健康な歯茎を保ちましょう。

<まとめ>セレンの抗酸化作用で歯茎の健康を守ろう


セレンは強力な抗酸化作用を持ち、活性酸素を抑えることで歯周病の進行を防ぐのに役立ちます。
日常的にイワシやブラジルナッツ、牛肉などのセレンを含む食品を意識的に摂取することで、歯茎の炎症を抑え、歯周病のリスクを軽減できます。
また、歯周病予防には、適切な口腔ケアや生活習慣の見直しも重要です。歯磨きの習慣を見直し、フロスや歯間ブラシを活用することで、歯茎の健康をより良い状態に保てます。
セレンの摂取と口腔ケアを組み合わせることで、歯周病を予防し、健康な歯茎を維持しましょう。


医療法人社団 白根会 白根歯科クリニック
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亜鉛の力で口内炎とさよなら!おすすめ食品とその効果

こんにちは。石川県金沢市で開業しています白根歯科クリニック院長の白根和明です。

口内炎に悩む方は多いですが、その原因の一つとして「亜鉛不足」が関係していることを知っていますか?
亜鉛は細胞の修復や免疫機能の維持に関わる重要な栄養素であり、体内で不足すると口内炎の頻度が増えることがあります。
本記事では、亜鉛の口内炎予防効果や日常生活で簡単に取り入れられる食品について詳しく解説します。

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1. 口内炎の主な原因と亜鉛の役割


口内炎は、さまざまな要因で引き起こされますが、その中でも栄養不足、ストレス、免疫力低下が大きく影響します。
特に亜鉛は、以下のような重要な役割を果たしています。
細胞の再生と修復:亜鉛は粘膜や皮膚の細胞再生に必要な酵素を活性化し、傷ついた粘膜を早く修復します。
免疫機能の維持:亜鉛が不足すると免疫力が低下し、口内炎や感染症にかかりやすくなります。
抗炎症作用:亜鉛には炎症を抑える効果があり、口内炎の悪化を防ぐのに役立ちます。
亜鉛が不足すると、これらの働きが滞り、口内炎が治りにくくなったり、繰り返し発生するリスクが高まります。

2. 亜鉛を多く含むおすすめ食品


口内炎を予防するためには、日常的に亜鉛を豊富に含む食品を意識して摂取することが重要です。
以下の食品は、特に亜鉛含有量が高く、効果的な食品です。
海産物
牡蠣:亜鉛含有量が非常に高く、わずか1個で1日の推奨摂取量を補えることもあります。
カニやエビ:海産物は動物性の亜鉛が多く、吸収効率が良いのが特徴です。
肉類
牛肉や豚レバーは、亜鉛を多く含み、体内での吸収もスムーズです。特に赤身の牛肉は手軽に亜鉛を補給する方法としておすすめです。
ナッツ類
アーモンドやカシューナッツは、おやつやサラダに加えやすく、手軽に亜鉛を補給できる食品です。
乳製品
チーズやヨーグルトには亜鉛が含まれており、歯や骨の健康も同時にサポートできます。
全粒穀物
玄米やオートミールは亜鉛だけでなく食物繊維も豊富で、腸内環境の改善に役立ちます。

3. 効果的な亜鉛の摂取方法と注意点


亜鉛の吸収率を高めるポイント
ビタミンCとの組み合わせ:ビタミンCは亜鉛の吸収を助けるため、野菜やフルーツと一緒に摂取すると効果的です。
動物性たんぱく質との組み合わせ:動物性食品からの亜鉛は植物性よりも吸収率が高いため、バランスよく摂取することが大切です。
1日の推奨摂取量
•成人男性:約11mg
•成人女性:約8mg
※厚生労働省推奨
過剰摂取に注意
亜鉛を過剰に摂取すると、胃腸障害や鉄や銅など他のミネラルの吸収を妨げることがあります。
サプリメントを利用する場合は、医師の指導に従い、適量を守ることが重要です。

4. 亜鉛不足を防ぐための生活習慣


バランスの良い食事を心掛ける
加工食品に偏った食生活を避け、亜鉛を多く含む食品を積極的に取り入れましょう。
ストレス管理
ストレスが蓄積すると、亜鉛の吸収が妨げられるため、十分な休息やリラックスした時間を確保することも大切です。
適度な運動
適度な運動は血流を改善し、亜鉛の吸収効率を高めます。

<まとめ>日常生活に亜鉛を取り入れて口内炎を予防しよう


亜鉛は、口内炎の予防や治癒に大きく寄与する重要な栄養素です。
日常的に牡蠣やナッツ類、乳製品などの亜鉛を多く含む食品を意識して摂取し、食生活の見直しを行いましょう。
また、適切な生活習慣を取り入れ、亜鉛不足による口内トラブルを未然に防ぐことが大切です。
食事だけで十分な亜鉛を摂取できない場合は、サプリメントの活用も選択肢の一つです。
正しい栄養と口腔ケアを組み合わせ、健康な口内環境を維持しましょう。
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ビタミンE不足が歯茎に与える影響とは?今日からできる対策

こんにちは。石川県金沢市で開業しております白根歯科クリニック院長の白根和明です。

歯茎の健康を維持するためには、日々のブラッシングや歯科検診だけでなく、栄養バランスの取れた食生活も欠かせません。
その中でも、ビタミンE強力な抗酸化作用を持ち、歯茎の炎症を防ぐ重要な役割を果たしています。
この記事では、ビタミンEが歯茎に与える影響や、不足した際のリスク、効果的な摂取方法について解説します。

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1. ビタミンEとは?


ビタミンEは、脂溶性ビタミンの一種で、細胞を酸化ストレスから守る抗酸化作用を持ち、血行を促進し、免疫機能をサポートする役割があります。
ビタミンEは以下の食品に多く含まれています。
ナッツ類(アーモンド、ヘーゼルナッツ、ピーナッツ)
植物油(オリーブオイル、ひまわり油、アボカドオイル)
魚介類(サーモン、マグロ、うなぎ)
緑黄色野菜(ほうれん草、ブロッコリー)
これらの食品を日常的に取り入れることで、歯茎の健康をサポートすることができます。

2. ビタミンE不足が歯茎に与える影響


ビタミンEが不足すると、歯茎にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。
以下のようなリスクが高まります。

①歯茎の炎症や腫れが起きやすくなる


ビタミンEの抗酸化作用が低下すると、歯茎の細胞が酸化ストレスを受けやすくなります。
その結果、炎症が進行し、歯茎の腫れや出血を引き起こす可能性があります。

②歯周病のリスクが増加


歯茎の健康を維持するためには、血流が重要ですが、ビタミンE不足により血行が悪くなり、歯周ポケットに細菌が蓄積しやすくなります。
これが進行すると、歯周病のリスクが高まります。

③口内の傷の治りが遅くなる


歯茎に小さな傷ができた場合、ビタミンEが不足していると治癒が遅くなり、感染症のリスクも高まります。
健康な歯茎を維持するためにも、ビタミンEは欠かせません。

3. ビタミンE不足を防ぐための食事対策


歯茎の健康を守るためには、日常の食生活の中で意識的にビタミンEを摂取することが重要です。以下のポイントを押さえて、効率的にビタミンEを取り入れましょう。

①ビタミンEを多く含む食品を意識する


食事にアーモンドやヒマワリの種を加える、オリーブオイルを料理に活用するなど、手軽に取り入れる方法を実践しましょう。

②調理方法を工夫する


ビタミンEは脂溶性であるため、油と一緒に摂取することで吸収率が向上します。
例えば、サラダにナッツを加える、オリーブオイルを使用するなどが効果的です。

③食事のバランスを意識する


ビタミンEだけでなく、ビタミンCやカルシウム、オメガ3脂肪酸などを組み合わせた食事を心掛けることで、より健康な歯茎を維持できます。

4. サプリメントの活用方法


食事だけで十分なビタミンEを摂取できない場合、サプリメントを取り入れることも有効です。
以下のポイントに注意して選びましょう。
天然由来か合成かの確認
天然のビタミンE(d-α-トコフェロール)の方が吸収率が高いとされています。
適切な摂取量を守る
成人男性は1日7mg、成人女性は1日6.5mgが目安とされています。過剰摂取を避け、適量を意識しましょう。
医師と相談しながら摂取
過剰摂取は健康を損なうリスクがあるため、特に持病のある方は医師と相談することが大切です。

5. 口腔ケアで気をつけること


ビタミンEの摂取に加え、適切な口腔ケアを行うことで、歯茎の健康を維持できます。
歯磨きは、歯茎を傷つけないように優しく丁寧に行うことが大切です。
また、フロスや歯間ブラシを併用することで、歯と歯の隙間のプラークや食べカスを効果的に除去できます。
さらに、定期的な歯科検診を受けることで、歯周病の早期発見・予防につながるため、日々のケアと組み合わせることが重要です。

<まとめ>歯茎の健康維持にはビタミンEが不可欠


ビタミンEは、歯茎の健康を保つために欠かせない栄養素です。
不足すると、歯茎の炎症や歯周病のリスクが高まり、健康な口腔環境を維持するのが難しくなります。
日常的にビタミンEを多く含む食品を取り入れ、適切なケアを行うことで、健康な歯茎を維持しましょう。
今日からできる対策として、食生活を見直し、歯科検診を定期的に受けることをおすすめします。


医療法人社団 白根会 白根歯科クリニック
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