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皮膚の病気「掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」と歯周病の関係について

こんにちは。白根歯科クリニック院長の白根和明です。

掌蹠膿疱症とは、手の平や足の裏に膿を持った水泡ができる皮膚の病気です。

この病気の原因の一つとして、口の中の歯周病が大きく関係していると言われています。

「口の中の病気と皮膚の病気の繋がりがイメージできない」という人もいるのではないでしょうか?

今回は、掌蹠膿疱症と歯周病の関係についてお伝えします。

1.掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)とは?


掌蹠膿疱症とは、手の平や足の裏に膿を持った水泡ができる皮膚の病気です。

手や足の皮膚に水ぶくれが繰り返しできてしまい、皮膚がボロボロになってしまうことが特徴。

掌蹠膿疱症の水泡には菌などは入っていないため、水疱瘡のように人に感染することはありません。

他人への感染のリスクは低いですが、皮膚がボロボロになってしまうことから、見た目の変化に悩む患者さんも多いです。

1-1.掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の原因



掌蹠膿疱症のハッキリとした原因は解明されていないのが現状です。

しかし、喫煙扁桃炎歯周病金属アレルギーなどが原因として深く関わっていることが指摘されています。

金属アレルギーに関しては、歯科治療で行なった銀歯などが原因になることもあります。

・膿疱が形成される仕組み

掌蹠膿疱症の膿疱が形成される仕組みについても、完全に解明されていませんが、「サイトカイン」と呼ばれる物質が関係しています。

サイトカインは免疫に関わるタンパク質の一種であり、掌蹠膿疱症の膿疱は免疫の異常によって引き起こされると考えられています。

掌蹠膿疱症.png

1-2.掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の症状



掌蹠膿疱症の症状としては、掌や足の裏に膿が溜まった水泡が見られます。

この水泡の中身は、白血球の一種が角質に溜まったものであり感染性はありません。

水泡ができ、破れ、かさぶたを形成する流れを辿りますが、痛みが生じたり爪の形が変形することもあります。

1-3.掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の治療



掌蹠膿疱症の治療法としては、決まった方法があるわけではありません。

ストロイド軟膏などの外用薬による治療や内服療法、扁桃摘出、歯科治療などが挙げられます。

歯科治療が原因であった場合は、歯科治療により症状が改善されるケースもあります。

2.掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)と歯周病の関係



歯周病は口の中に感染症を起こしている状態であり、歯周病菌が原因で掌蹠膿疱症を引き起こすことが考えられています。

ただ、歯周病が掌蹠膿疱症の原因と断定できません。

<まとめ>歯科治療で症状が改善することもある


掌蹠膿疱症の原因の一つとして、歯周病による感染が考えられているため、人によっては歯科治療で症状の改善が見られることもあります。

歯周病は掌蹠膿疱症に限らず、全身の疾患と深い関係があることが分かっているので、予防や治療を行うことが重要です。

歯科治療により、掌蹠膿疱症などの疾患を予防できることもあるので、定期的なメンテナンスを行い、歯の健康を維持しましょう。



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歯周病が原因で腎臓病のリスクが上がる!?歯周病と腎臓病の関係

こんにちは。白根歯科クリニック院長の白根和明です。
歯周病が様々な全身の病気の原因になるとお伝えしてきましたが、最近の研究では「糖尿病性腎症」の原因になることも分かってきました。

糖尿病性腎症は糖尿病の合併症の一つであり、悪化してしまうと透析などが必要になる病気です。

糖尿病から糖尿病性腎症を発症するメカニズムについては、完全に解明されていないのが現状です。

しかし、歯周病の原因菌が糖尿病性腎症の発症に関わっていることが分かってきました。

今回は、歯周病と糖尿病性腎症の関係についてお伝えします。

1.糖尿病性腎症になる原因の一つが歯周病!?


糖尿病は生活習慣病の一つであり、運動不足や肥満など様々な原因によって引き起こされる病気です。

平成26年度の厚生労働省の調査では、糖尿病の総患者数は316万6000人と年々増加しています。

(参考:厚生労働省 平成26年患者調査の概要
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/14/dl/05.pdf

糖尿病は腎疾患や網膜症など合併症を引き起こす慢性的な疾患であり、生活習慣の見直しが重要と考えられてきました。

しかし、平成30年に岡山大学は糖尿病性腎症の原因の一つとして、歯周病が挙げられることを研究結果とともに報告しています。

(参考:岡山大学プレスリリース:
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press30/press-180726-1.pdf

研究結果から、生活習慣の見直しだけでなく、歯周病の予防への取り組みも重要であることが分かります。

糖尿病性腎症.png

2.糖尿病性腎症とは?



糖尿病性腎症とは、糖尿病の合併症として発症する腎臓病のことです。

病期の初期であれば、血糖コントロールにより症状を緩和することが可能ですが、腎不全になってしまった場合は、透析による治療が必要になります。

2-1.糖尿病性腎症の原因




糖尿病性腎症の原因は、高血糖状態が続くことにより動脈硬化が進行することです。

動脈硬化が進行してしまうと、腎臓内の毛細血管の集まりである糸球体と呼ばれる部分の血管が壊れてしまいます。

糸球体の血管が壊れてしまうと、老廃物のろ過ができなくなり、腎臓の機能が低下、そして腎不全へと移行することが考えられています。

上記の原因が考えられていますが、ハッキリとした原因は判明していません。

2-2.糖尿病性腎症の症状



糖尿病性腎症の症状は、病期によって異なります。

第1期(腎症前期)

尿タンパクやアルブミン値は正常ですが、腎機能を表す数値が高いことが特徴です。

この時点では、自覚症状はほとんどなく、尿検査をしなければ判断がつきません。

第2期(早期腎症期)

ごく微量のタンパク質が尿中に漏れ出てきますが、適切な治療によりタンパク質の漏れを戻すことができます。

第2期でも自覚症状はありません

第3期A(顕性腎症期)

第3期では、むくみ息切れ胸苦しさ食欲不振膨満感などの自覚症状が見られます。

この時点で適切な治療を行うことで、進行を遅らせることはできますが、良い状態に戻すことは難しいでしょう。

第3期以降になると、顔色不良疲れやすい嘔気嘔吐筋肉の硬直などの自覚症状が見られます。

2-3. 糖尿病性腎症の治療


糖尿病性腎症は、第1〜3期の比較的軽症な状態であれば、血糖コントロールや高圧治療、タンパク質制限などの治療が行われます。

症状が悪化して腎不全まで陥ってしまうと透析による治療や腎移植が適応になります。

3.歯周病と糖尿病性腎症の関係とは



岡山大学が行なった研究結果によると、糖尿病にかかったマウスに歯周病菌を投与したところ、腎症を発症したことが分かりました。

糖尿病にかかったマウスからは、腎臓の糸球体に免疫を作動させる機能が発動することが分かっており、これらが歯周病菌が持つ成分が結合することで腎症を引き起こすことが研究結果に記載されています

糖尿病性腎症を引き起こすメカニズムは、ハッキリ解明されていませんが、今回の研究から歯周病菌が大きく関係していることが分かりました。

<まとめ>歯周病予防が糖尿病性腎症のリスクを下げる



今回の岡山大学の研究から、歯周病が糖尿病性腎症を引き起こす可能性が高いことが分かりました。

糖尿病性腎症を予防するためには、運動や食生活だけでなく、歯周病を予防することが重要です。

歯周病は毎日のケアで予防、そして適切な治療で完治できる病気です。

全身の病気になる前に、定期的なメンテナンスを行い健康維持を行いましょう。



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歯周病が誤嚥性肺炎の原因になる!歯周病と誤嚥性肺炎の関係

こんにちは。白根歯科クリニック院長の白根和明です。
肺炎の種類の中に「誤嚥性肺炎」と呼ばれる病気があります。

聞いたことがない人もいるかもしれませんが、歯周病菌も発症の要因の一つとして考えられている病気です。

特に高齢者に多く見られ、加齢などによる嚥下機能の低下が原因となっています。

今回は、歯周病と誤嚥性肺炎の関係についてお伝えします。

1.誤嚥性肺炎は高齢者に多く見られる病気



誤嚥性肺炎は肺炎の種類の一つですが、聞いたことがない人もいるかもしれません。

誤嚥性肺炎の原因として、飲み込む機能が弱くなることが挙げられます。

高齢者は加齢により飲み込む機能が弱くなり、「誤嚥(ごえん)」を起こしやすくなるのです。

若い人であれば、気管に入り込むと気道を守る反射が起こり、むせたり、咳き込んだりしますが、機能が低下している場合はむせなどが起こらず、肺炎を発症してしまいます。

誤嚥性肺炎.png

2.誤嚥性肺炎とは?



「誤嚥(ごえん)」とは、食べ物や唾液を食道ではなく、誤って気道に飲み込んでしまうことです。

食べ物や飲み物は、通常であれば食道に送り込まれますが、嚥下機能の低下などにより肺につながる気道に入り込んでしまうことがあります。

これを「誤嚥」と呼び、誤嚥によって起こる肺炎のことを「誤嚥性肺炎」と言います。

2-1.誤嚥性肺炎の原因



誤嚥性肺炎の主な原因として、嚥下障害が挙げられます。

嚥下障害とは、食べ物や飲み物を飲み込む機能が障害され、気道内に入り込んでしまうことで発症します。

嚥下障害を起こす原因には、次のようなものが挙げられます。

•脳梗塞などの脳血管障害
•加齢
•認知症
•咽頭ガンや食道ガン

2-2.誤嚥性肺炎の症状



誤嚥性肺炎の症状としては、下記のようなものが見られます。

•発熱
•微熱
•咳
•痰
•食欲不振
•倦怠感

寝たきりで意思表示が難しい方の場合は、症状に気づかず悪化してしまうケースも少なくありません。

2-3.誤嚥性肺炎の治療方法



誤嚥性肺炎の治療方法として、肺炎の症状が見られている場合は抗生物質の投与を行います。

食事による誤嚥を防ぐために、食事内容の指導や口腔ケアなどをしっかり行うことが重要になります。

歯周病と誤嚥性肺炎の関係とは?

歯周病は口の中の病気であり、歯肉の中で増える細菌です。

歯周病にかかると口の中の唾液に歯周病菌が含まれるようになり、唾液を誤嚥することで誤嚥性肺炎を引き起こします。

高齢者や寝たきりの方など、自分で口腔ケアができない方の場合は注意が必要です。

3.誤嚥性肺炎を予防するためには口腔ケアが大切!



高齢者に多く見られる誤嚥性肺炎ですが、予防するためには口の中を清潔にすることが重要。

歯周病を予防&治療することが、誤嚥性肺炎のリスクを下げることにつながります。

毎日の歯磨きなども大切ですが、歯科医院で定期的なメンテナンスを行うことも大切です。



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虫歯菌が原因で潰瘍性大腸炎のリスクが高くなる!?潰瘍性大腸炎と虫歯の関係

こんにちは。白根歯科クリニック院長の白根和明です。
最近の研究では、虫歯菌や歯周病菌が様々な疾患に影響を与えることが分かっています。

その中でも、虫歯菌が潰瘍性大腸炎の発症のリスクを高めることが報告されました。

潰瘍性大腸炎は難病の一つであり、原因が明らかになっていません。

今回は、虫歯菌と潰瘍性大腸炎の関係についてお伝えします。

1.虫歯菌に感染すると潰瘍性大腸炎のリスクが4倍に!?



2012年に大阪大学や横浜市立大学の研究チームが、虫歯菌と潰瘍性大腸炎のリスクについて研究結果を発表しました。

この研究では、虫歯の原因となる「ミュータンス菌」の一種を腸炎を発症させたマウスに注射した結果、腸炎が悪化するなどの結果が出ています。

潰瘍性大腸炎は難病指定されており、はっきりとした原因はわかっていないため、治療法の開発につながることも期待されています。

また、潰瘍性大腸炎の患者98人を対象にミュータンス菌の感染を調べたところ、56人に感染が確認される結果となり、発症のリスクは約4倍になることが分かっています。

参考:日本経済新聞(https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG26032_W2A320C1000000/)

2.潰瘍性大腸炎とは?



潰瘍性大腸炎.png

潰瘍性大腸炎とは、大腸の粘膜にびらん潰瘍ができる炎症性の疾患です。

難病に指定されており、再発と寛解を繰り返すことから長期間の治療が必要になります。

潰瘍性大腸炎の患者数は、平成24年の時点で143,733人となっています。

発症年齢のピークは男女で20代と言われていますが、若年者から高齢者まで幅広く発症します。

2-1.潰瘍性大腸炎の原因


潰瘍性大腸炎の原因は、はっきりとは分かっていないのが現状です。

自己免疫反応の異常や遺伝的な要因などが考えられています。

2-2.潰瘍性大腸炎の症状




潰瘍性大腸炎の主な症状は、次の通りです。

血便
粘血便
下痢
水溶性下痢と出血が混ざる
腹痛
発熱
食欲不振
貧血
体重減少

症状の中には、消化管以外の場所で合併症を伴うこともあります。

関節炎
膵炎
皮膚症状 など

2-3.潰瘍性大腸炎の治療方法



潰瘍性大腸炎の治療方法としては、内科的治療と外科的治療の2つがあります。

内科的治療

腸の炎症を抑えるための薬物治療が中心となります。

原則的には内科的治療を行いますが、症状によっては外科的治療などの手術が必要になる場合もあります。

外科的治療

内科的治療で症状の改善が見られなかった場合や、大量の出血、大腸に穴が空くなどの症状が見られた場合は手術が選択されます。

3.虫歯菌が潰瘍性大腸炎を引き起こす原因とは?



冒頭では、虫歯の原因となる「ミュータンス菌」の一種に感染することで、潰瘍性大腸炎のリスクが高くなることをお伝えしました。

しかし、はっきりとした原因は分かっておらず、研究結果では、「感染したマウスの肝臓の幹細胞では、炎症に関する物質が作られていた」との記述があります。

「ミュータンス菌」に感染することで、炎症反応が起こり免疫異常が引き金となり、潰瘍性大腸炎の発症に繋がることが考えられています

<まとめ>虫歯の予防と早期治療が健康の維持に繋がる


今回は、虫歯の原因菌の一つである「ミュータンス菌」が、潰瘍性大腸炎のリスクにつながることをお伝えしました。

虫歯を予防するためには、歯磨きによるセルフケアと定期的なメンテナンスが必要です。

虫歯の予防と早期治療が健康の維持につながるため、日々のケアをしっかり行いましょう。


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骨粗鬆症の治療薬【ビスフォスフォネート製剤】の歯科治療における注意点

こんにちは。白根歯科クリニック院長の白根和明です。
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の治療薬の一つに、「ビスフォスフォネート製剤」と呼ばれる薬があります。

通称「BP製剤」と呼ばれることもありますが、歯科治療においては注意が必要です。

ビスフォスフォネート製剤を内服している場合、抜歯などの歯科治療後に顎の骨が腐ってしまうなどの重い感染症にかかるケースがあります。

ビスフォスフォネート製剤を内服している時は、歯科治療を受ける前に内服を伝えることや担当医と相談が必要です

今回は、骨粗鬆症の治療薬【ビスフォスフォネート製剤】の歯科治療における注意点について詳しくお伝えします。

1.骨粗鬆症の治療薬である「ビスフォスフォネート製剤」とは?



ビスフォスフォネート製剤 画像.png

ビスフォスフォネート製剤とは、骨粗鬆症の治療薬に使用される薬剤の一つです。

骨粗鬆症は加齢や閉経などにより、骨を壊す細胞と作る細胞のバランスが崩れてしまった状態です。

骨を作る過程よりも骨を吸収する過程が上回り、骨の中がスカスカになっていることが特徴。

ビスフォスフォネート製剤は、骨を壊す過程を抑えて骨を強くすることで骨折などを予防します。

1-1.ビスフォスフォネート製剤の副作用



ビスフォスフォネート製剤には、次のような服作用があります。

消化器症状

胃の不快感や便秘などの消化器症状と呼ばれる症状が見られることがあります。

顎骨壊死

非常に稀なケースですが、抜歯などの治療を受けた後に、顎の骨の炎症や歯が抜けるなどの症状が見られることがあります。

1-2.ビスフォスフォネート製剤の種類



ビスフォスフォネート製剤には注射薬や内服薬などの種類があります。

ここでは、内服薬で代表的な商品名をピックアップして紹介します。

•フォサマック
•ボナロン錠
•ボノテオ錠
•ダイドロネル錠
•リカルボン錠
•アクトネル錠
•ベネット錠
•アレンドロン錠
•ミノドロン錠
•リセドロン錠

ビスフォスフォネート製剤は、上記の商品名の薬剤に該当するので、内服薬をチェックしておきましょう。

3.ビスフォスフォネート製剤は歯科治療において注意が必要な薬



ビスフォスフォネート製剤は、骨粗鬆症の治療薬として第一選択される薬ですが、歯科治療においては注意が必要です。

ここでは、歯科治療における注意点についてご説明します。

3-1.抜歯後に顎骨壊死が起こると報告されている



先ほども副作用の部分で触れましたが、顎骨壊死が起こると報告されています。

特に、抜歯や歯茎や歯の根の部分の治療を行なった後に発症するケースも多いです。

また、顎骨壊死だけでなく顎骨への重度の感染症も引き起こすことがあります。

3-2.抜歯などの歯科治療が受けられないわけではない



ビスフォスフォネート製剤による合併症として、顎骨壊死などの症状がありますが、「歯科治療が受けられない」と考える人もいるかもしれません。

合併症は、抜歯やインプラントの埋め込みなどの外科的な処置によって発症することが確認されており、歯石除去などの治療では影響を受けません。

3-3.治療によっては治療前に休薬することが必要



先ほどもお伝えした通り、抜歯などの外科的な治療の際に合併症が報告されているため、治療によっては休薬が必要になることもあります。

一方、ビスフォスフォネート製剤と顎骨壊死との関連性はない、といった見解もああり、現状、見解が混在している状態であるため、休薬の必要性や期間などは、歯科医師と主治医によって決められ、相談することが必要です。

4.ビスフォスフォネート製剤を内服している場合



ビスフォスフォネート製剤による合併症を予防するためにも、内服に関して注意しておきたいことをお伝えします。

4-1.受診時に内服していることを伝える


歯科医院を受診するときに、必ず「ビスフォスフォネート製剤を内服していること」を伝えることが大切です。

「骨の治療薬だから口の中と関係ない」と考える人もいるかもしれませんが、重篤な副作用が起こってからでは手遅れ。

また、過去に内服したことがある場合も、どれくらいの期間内服していたかなども伝えるようにしましょう。

4-2.勝手に内服を止めることはせず歯科医師と主治医に相談すること



治療によっては内服薬の休薬が必要になりますが、自分の判断で勝手に止めることはしないでください。

必ず歯科医師と主治医に相談し、指示に従って内服するようにしましょう。

<まとめ>普段からの歯磨きなど口腔ケアが大切



ビスフォスフォネート製剤を内服していることにより、歯科治療で重篤な副作用を引き起こすことが分かっています。

普段から歯磨きや口腔ケアをしっかり行うことで、副作用が発生しても重症化しにくいと報告されています。

歯科医院で定期的なメンテナンス心がけ、歯の健康を守りましょう。




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骨粗鬆症(こつそしょうしょう)が歯周病の進行を加速させる!骨粗鬆症と歯周病の関係

こんにちは。白根歯科クリニック院長の白根和明です。
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は、骨の病気であり高齢者の方に多く見られます。

特に、60歳以降の女性が骨粗鬆症(こつそしょうしょう)を発症する割合が多く、患者数は増加し続けている状況です。

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)が発症する原因には、加齢などの様々な要因がありますが、その中でも「歯周病」との関係が指摘されています。

骨粗鬆症(こつそしょうしょう)になると歯周病の進行を加速させると言われており、歯周病を予防することが大切です。

今回は、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)と歯周病の関係について、詳しくお伝えします。

1.骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の患者数は1,300万人を超える


骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は、閉経後の女性に多く見られる病気の一つです。

骨粗鬆学会のデータによると、患者数は1,300万人を超えると言われています。

男女差としては、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の有患率は男性よりも女性の方が圧倒的に多いですが、男性もかかる病気です。

1-1.超高齢化により患者数は増加


骨粗鬆症(こつそしょうしょう)は加齢などの影響により、高齢者に多く見られます。

超高齢化により骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の患者数は年々増加し、骨折などの合併症も増えているのが現状です。

骨折が原因で生活に支障が出ることも考えられるため、最近では予防薬を投与して治療を行うこともあります。

骨粗鬆症 画像.png

2.骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは?




骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは、全身の骨の強度が低下し、骨がもろくなって骨折しやすくなる病気のことです。

骨の中身がスカスカな状態になってしまい、くしゃみをしただけで骨折をしてしまうようになります。

2-1.骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の原因


骨粗鬆症の原因としては、加齢などの原発性のものや、薬の影響などによる続発性の2つに分類されます。

原発性骨粗鬆症

原発性骨粗鬆症の原因は、次の通りです。

•加齢
•閉経による女性ホルモンの低下
•妊娠後骨粗鬆症
•若年性骨粗鬆症


続発性骨粗鬆症

続発性骨粗鬆症の原因は、次の通りです。

•内分泌性疾患や生活習慣病
•ステロイド薬の長期服用
•栄養不足
 など

2-3.骨粗鬆症(こつそしょうしょう)によって骨折しやすい部位


骨粗鬆症によって骨折しやすい部位としては、下記のものが挙げられます。

背骨(脊椎椎体)
足の付け根(大腿骨)
手首(橈骨)
腕の付け根(上腕骨)

特に背骨は体の重みによって押しつぶされてしまう、「圧迫骨折」を起こすことが特徴です。

大腿骨は尻餅をついた衝撃で折れてしまうことも多く見られます。

2-4.骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の治療方法



骨粗鬆症の治療としては、骨折を防ぐことや治療薬を使用する方法があります。

治療薬には、骨の形成を促進する作用のものや骨吸収を抑制する作用があるものなど、患者さんの症状に合わせて選択されます。

治療薬には注意点などもあるので、医師や薬剤師の指示の内容をよく確認することが大切です。

3.歯周病が骨粗鬆症(こつそしょうしょう)を加速させるのはなぜ?


骨粗鬆症という病気が分かったところで、歯周病との関係についてご説明します。

骨粗鬆症の中でも歯周病と深い関係があるものとして、「閉経後骨粗鬆症」があります。

閉経後に発症する骨粗鬆症であり、女性ホルモンと大きく関係しています。

3-1.女性ホルモンと深い関係がある



閉経すると卵巣機能が低下することにより、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が低下します。

エストロゲンは、骨を丈夫する作用がありますが、エストロゲンが低下してしまうと全身の骨がもろくなるとともに、歯を支える歯槽骨も弱くなります

歯槽骨がもろくなることで、歯周ポケットの中では炎症を引き起こす物質が作られ、歯周病が加速すると考えられてるのです。

閉経後の女性は、骨粗鬆症になりやすい状態であり、同時に歯周病が悪化しやすい環境であることが言えます。

<まとめ>閉経後に起こる歯周病を予防するために



骨粗鬆症は高齢者に多く見られる病気ですが、他人事ではありません。

骨粗鬆症から歯周病が悪化することも考えられるため、普段からしっかり予防することが大切です。

歯科医院で定期的にメンテナンスを行うことで、しっかり予防&早期治療ができます。

歯の健康は全身の健康にも関わるので、早めに取り組むことをオススメします。


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虫歯の放置は脳膿瘍(のうのうよう)のリスクを高める!虫歯と脳膿瘍の関係

こんにちは。白根歯科クリニック院長の白根和明です。
虫歯の自覚があっても、治療をしていない人も多いのではないでしょうか?

「自覚症状がないから大丈夫」と考えている人もいますが、気付かないところで全身に影響を及ぼしていることもあるのです。

その中でも、虫歯からの感染によって脳に膿がたまる「脳膿瘍」と呼ばれる病気のリスクが高くなると最近の研究で分かってきました。

虫歯から脳の病気になると聞いて驚いた人もいるかもしれません。

今回は、虫歯と脳の病気である「脳膿瘍」について詳しくお伝えします。

1.大人の虫歯は気付きにくい



「知らない間に虫歯が出来て進行していた」という経験をした人もいるかもしれません。

大人の虫歯は痛みが出にくいため、気付かない間に進行してしまっているケースも多いのです。

子供の歯は大人の歯よりも柔らかく神経も太いため、虫歯の進行が早く痛みも感じやすいことが特徴。

しかし、大人になるとエナメル質や象牙質が分厚くなるため、進行が遅く痛みを感じにくくなるのです。

1-1.知らない間に進行してしまっているケースも多い



永久歯と乳歯の画像.png

永久歯は丈夫に出来ているため、進行が遅く、知らない間に進行してしまっているケースも多く見られます。

乳歯よりも進行のスピードがゆっくりであるため、神経を刺激する痛みを自覚して初めて虫歯あることに気付く人もいるでしょう。

2.虫歯の放置は脳膿瘍のリスクを高める


虫歯を放置しても悪化しないと考えている人もいるかもしれませんが、虫歯が原因で脳膿瘍になるリスクが高いことが指摘されています。

ここでは、脳膿瘍という病気について詳しくご説明します。

2-1.脳膿瘍とは?



脳膿瘍とは、脳の中に感染が起こり膿(うみ)が溜まった状態のことを指します。

脳は頭蓋骨や硬膜などの組織に覆われており、無菌の状態です。

しかし、何らかの原因により細菌が入りこみ、膿が溜まってしまうことがあります。

2-2.脳膿瘍の原因



脳膿瘍を引き起こす原因として、直接感染と血行性感染の2つが挙げられます。

直接感染

直接感染とは、脳に近い部位から直接感染を起こすものです。

中耳炎や副鼻腔炎、上顎の虫歯などが原因として考えられます。

血行性感染

血行性感染とは、体内に入り込んだ細菌が血液にのって脳に入りこみ、感染を起こすものです。

感染性心内膜炎や膿胸など血液が心臓の左心系に流れ込む病気が原因として考えられます。

2-3.脳膿瘍の症状



脳膿瘍の症状としては、次のようなものが見られます。

頭痛
発熱
意識がぼんやりする
痙攣
嘔吐
手足の運動麻痺
感覚障害
言語障害
神経障害

脳の中の膿によって、脳自体が障害されたり炎症によって起きた浮腫みによって圧迫され、脳機能障害を引き起こします。

2-4.脳膿瘍の治療方法


脳膿瘍の治療方法としては、症状に合わせて保存的療法や外科的療法(手術)が選択されます。

保存的療法を行う場合は、抗生剤の投与やの脳の圧を下げる薬などを用いて、脳のむくみなどを抑えます。

外科的療法(手術)では、頭蓋骨に穴を開けて膿を排出するドレナージ術や頭を開けて膿瘍を取り出す手術などがあります。

5.虫歯と脳膿瘍の関係とは?



虫歯になった歯を放置してしまうと、虫歯は進行して深くなります。

神経に達すると強い痛みが生じますが、神経が死んでしまうと痛みが治まります。

ここで虫歯が治ったと勘違いしてしまう人もいますが、神経が死んだ歯から虫歯菌は歯の根っこに病巣を広げ、簡単に血液に入り込める状態になるのです。

血液に入り込んだ虫歯菌は全身をめぐり、特に上顎の骨に進行し脳膿瘍を引き起こすことが分かっています。

6.虫歯の治療と予防が脳膿瘍のリスクを下げる



脳膿瘍が発症する原因の一つとして、放置した虫歯が関係していることが分かってきました。

虫歯を放置すると痛みを発するだけでなく、虫歯菌が全身に入りこみ、様々な病気を引き起こします。

虫歯を放置せず、しっかり治療を行うことで脳膿瘍のリスクも下げることができます。


<まとめ>歯科医院での定期的なメンテナンスが大切


虫歯の予防には歯磨きが重要になりますが、磨き残しや見えない部分もあるため、100%予防できるとは言い切れません。

虫歯を予防するためにも、歯科医院で定期的なメンテナンスを行うことが大切です。

虫歯になってからではなく、虫歯を予防する前にメンテナンスを行いましょう。



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虫歯から顎骨骨髄炎になるとどうなる?顎骨骨髄炎の症状を解説!

こんにちは。白根歯科クリニック院長の白根和明です。
「虫歯になっている自覚はあるけど、痛みがないから放置している」という人も多いのではないでしょうか?

虫歯を治療せず放置してしまうと、骨の病気を引き起こしてしまうことがあります。

骨にまで炎症が広がってしまうと痛みや膿、腫れなどの症状が見られることも……。

重症化してしまうと手術が必要なケースもあるため、早期治療と予防が大切です。

今回は、虫歯から骨に炎症が広がってしまう顎骨骨髄炎の症状について解説します。

1.虫歯が悪化すると骨の病気になる


「痛みのない虫歯は大丈夫」そう思いながら虫歯を放置している人も多いでしょう。

虫歯は歯の感染症であり、全身に様々な影響を及ぼすことが分かっています。

口の中は元々細菌が多い場所でもありますが、虫歯や歯周病によって弱った歯茎から身体の中に入り込んでしまいます。

顎の骨に細菌が入り込んでしまうことで、「顎骨骨髄炎」と呼ばれる病気になることもあるのです。

次の項目で「顎骨骨髄炎」について詳しくご説明します。

2.顎骨骨髄炎とは?



顎骨骨髄炎とは、顎の骨の内側にある骨髄に炎症が生じる病気です。

口の中の細菌が顎の骨に感染してしまうことで発症します。

炎症を起こした部分の痛みやしびれ、膿が出るなどの症状が見られます。

2-1.顎骨骨髄炎の原因



顎骨骨髄炎の原因は、虫歯や歯周炎からの感染。

歯は歯根と呼ばれる根っこの部分が顎の骨に埋まっているため、虫歯や歯周炎によって細菌が入り込みやすくなってしまうのです。

虫歯や歯周炎から以外の原因としては、顎の骨に発症する腫瘍嚢胞(のうほう)と呼ばれる液体や固体が溜まった袋のようなものが感染源として挙げられげられます。

顎骨骨髄炎は、免疫機能が低下している人や口腔内環境が悪い人、虫歯や歯周炎に感染している人は罹患しやすくなります。

顎骨骨髄炎 画像.png

2-2.顎骨骨髄炎の症状




顎骨骨髄炎の症状としては、下記のようなものが見られます。

発熱
倦怠感
食欲不振
病変部位の痛み
腫れ
痺れ
膿の流出
病変部位の歯のぐらつき
歯が抜ける
顎下のリンパ節の腫れ

顎の骨に炎症が起きている状態なので、発熱倦怠感などの身体症状も見られることが特徴です。

膿が出たり、炎症が起きている部位の歯のぐらつきや抜けなども見られることがあります。

病変部位の痛みによって食べ物が噛みにくいと感じることにより、食欲不振に陥ることもあるでしょう。

2-3.顎骨骨髄炎の治療方法



顎骨骨髄炎の治療方法としては、骨髄炎の診断を行い、炎症を抑えるために抗菌薬を使用します。

病変部位に膿が溜まっている場合は、局所切開にて膿を外に出す処置を行います。

顎骨骨髄炎は、耐性菌の増加や完治しないまま放置されることにより、慢性化してしまうことがあります。

慢性的に炎症が続いている場合は、骨の中の海綿体や周囲の皮質骨が硬くなっていることもあり、除去を行うためには外科的な手術が必要です。

3.顎骨骨髄炎を予防するためには?



顎骨骨髄炎は虫歯や歯周炎が原因で引き起こされる病気です。

顎の骨に炎症が起こり痛みなどの症状が見られると、食事にも影響し日常生活の質の低下につながります。

顎骨骨髄炎を予防するためには、虫歯や歯周炎の早期治療や予防が重要です。

3-1.虫歯の早期治療や予防が大切



毎日歯磨きをしても、自分では見えない部位に虫歯ができることもあります。

虫歯や歯周炎を予防するためには、歯科医院で定期的なケアを行うことが必要です。

虫歯は早期に治療をすることで軽い処置で済む場合も多いです。

悪化させないためにも、セルフケアだけでなく定期的なメンテナンスを心がけましょう。



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気になる口臭…歯周病が原因かも!口臭を防ぐためのポイント

こんにちは。白根歯科クリニック院長の白根和明です。
「口臭で相手に不快な思いをさせているかも」と不安になる人も多いのではないでしょうか?

気になる口臭の原因の一つとして、「歯周病」が挙げられます。

歯周病菌によって、あの嫌な独特の口臭を発生させてしまうのです。

口臭を防ぐためにも、歯周病ケアなど口腔内の環境を整えることが必要になります。

今回は、口臭の原因や口臭を防ぐためのポイントについてお伝えします。

1.他人を不快にさせる口臭とは?



口臭とは、口の中のニオイのことを指します。

人間には体臭があるように、口の中にもニオイがあります。

正常なニオイのことを「生理的口臭」と表現しますが、自分以外の他人が不快に感じるニオイを「口臭」と言います。

1-1.生理的口臭とは違う



「口臭」は自分以外の人が不快に感じるニオイのことであり、自分では気付かないことも多いです。

知らない間に相手に不快な思いをさせてしまっていることも考えられます。

生理的口臭以外の原因として、口の中の病気や全身の病気など様々なものが挙げられます。

2.口臭の4つの原因



口臭 画像.png

ここでは口臭の原因として考えられるものを見ていきましょう。

2-1.歯周病による口臭



口の中の原因として考えられるものが、「歯周病」です。

歯周病は歯茎に歯周ポケットを作り、細菌が繁殖することで炎症を起こすなどの症状が見られます。

細菌の中でも「嫌気性菌」と呼ばれるものが、代謝の過程でニオイの原因となるものを産生します。

2-2.全身の病気による口臭



消化器系の病気などが口臭の原因になっていることもあります。

肺がんや胃がんなどの消化器系の病気の場合は、たんぱく質が腐敗したようなニオイが特徴です。

糖尿病ではアセトン臭、肝硬変や肝臓ガンはアンモニア臭などが挙げられます。

2-3.食べ物によってもニオイがする



ニオイのきつい食べ物によっても口臭が生じることがあります。

にんにく、ニラ、ネギ、アルコールなどを食べることで、ニオイの元になる成分が血液に乗って全身を循環して肺を通って吐き出されます。
このニオイは、一時的なもので、時間がたてば消えていくものであるため、医学的には、口臭の類に入りません

2-4.生理的口臭



起床時や空腹時に口臭を感じる時があります。

これは生理的口臭と呼ばれるものであり、誰でも認められるものです。

3.高い確率で歯周病が原因



口臭の原因として上記の4つを紹介しましたが、それ以外にも口臭の原因となるものがたくさんあります。統計をとると、口臭の原因の8割が口の中に原因があり、その中で半数以上が歯周病による口臭です。

歯周病による口臭は、独特なニオイがあるため不快に感じる人も少なくありません。

3-1.歯周病が原因で起こる口臭の特徴



歯周病が原因で起こる口臭の特徴としては、次の3種類に分類されます。

腐った玉ねぎのようなニオイ

腐った玉ねぎのようなニオイは、「メチルメルカプタン」と呼ばれる硫化化合物が原因です。

口臭以外にもオナラにも含まれており、不快に感じるニオイです。

卵が腐ったようなニオイ

卵が腐ったニオイは、「硫化水素」が原因で発生します。

硫化水素は歯垢だけでなく舌の汚れでも発生しやすいため、生理的口臭の原因としても挙げられます。

生ゴミのようなニオイ

生ゴミのようなニオイは、「ジメルサルファイド」が原因です。

海苔のニオイにも含まれており、消化器や肝臓疾患でも発生しやすいことが特徴です。

4.口臭を防ぐためには歯周病を予防することが大切



歯周病による口臭は、他人に不快感を与えてしまいます。

口臭を防ぐためには歯磨きや舌を磨くことも大切ですが、歯周病を予防することが重要です。

歯周病は治療することで完治できる病気なので、早期に治療することが口臭予防につながります。

口臭は自分では気付かないことが多いため、歯科医院で定期的にチェックしてもらいましょう。




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歯周病が肝臓の病気を引きおこす!?歯周病と「NASH(非アルコール性脂肪肝炎)」の関係について

こんにちは。白根歯科クリニック院長の白根和明です。
歯周病は身体の様々な病気に関係していますが、その中でも新たに「肝臓」の病気の発症に関連していることが分かってきました。

肝臓の病気と聞いて肝臓癌や脂肪肝、肝炎などの病気をイメージされる人もいるかもしれません。

歯周病との関連が指摘されている病気は、NASH(非アルコール性脂肪肝炎)と呼ばれるものです。

今回は、歯周病と肝臓の病気である「NASH(非アルコール性脂肪肝炎)」について詳しく解説していきます。

1.歯周病菌が脂肪性肝疾患を引き起こす!?



歯周病は口の中の感染症であり、糖尿病や心臓病、脳血管疾患など様々な病気の原因と言われています。

炎症を起こした歯肉から歯周病菌が血管内に入り込むことで、病気の発症や悪化に繋がるのです。

その中でも肝臓に歯周病菌が入り込むことで、NASH(非アルコール性脂肪肝炎)と呼ばれる病気を発症することが指摘されています。

肝臓は人間のあらゆる代謝に関与しており、生きていく上で必要な臓器の一つです。

まずは、NASH(非アルコール性脂肪肝炎)について詳しく見ていきましょう。

NASH 画像.png

2.NASH(非アルコール性脂肪肝炎)とは?



NASH(非アルコール性脂肪肝炎)とは、アルコールを摂取していないのにも関わらず肝臓に脂肪がたまり脂肪肝炎や肝硬変に進行する一連の病気のことです

脂肪肝は、肝臓に脂肪が多く溜まった状態のことを指します。

アルコールを摂取して起こる脂肪肝と、アルコールを摂取していないのに脂肪がたまる非アルコール性の2つの種類があります。

この脂肪肝から肝硬変や肝がんへと徐々に進行する肝臓病のことを総称して、「NASH(非アルコール性脂肪肝炎)」と言います。

肥満やメタボリックシンドロームの患者数の増加と比例して「NASH(非アルコール性脂肪肝炎)」の患者さんも増えているのが現状です。

2-1.NASH(非アルコール性脂肪肝炎)の症状



肝臓は身体の中でも「沈黙の臓器」と呼ばれるように、自覚症状が乏しいことが特徴です。

負担がかかってもすぐに症状が見られず、進行して初めて症状に気づく場合もあります。

肝炎から肝硬変へ進行すると、身体が黄色く変色する「黄疸」と呼ばれる症状やお腹に水がたまる「腹水」による張りなどが見られることがあるでしょう。

病気が進行しない限り自覚症状も現れないので、自分で判断するのは難しいです。

3.NASH(非アルコール性脂肪肝炎)と歯周病の関係



NASH(非アルコール性脂肪肝炎)の原因は、はっきり解明されていませんが、歯周病菌が原因の一つであることが指摘されています。

3-1.歯周病菌が肝臓に到達することで炎症が起こる


口腔内の歯周病菌が体内に入り込むことで、細菌を除去しようと免疫が働きます。

免疫が働く時に炎症が起こるのですが、この炎症が刺激となり生理活性物質が放出され、病状の進行につながると考えられています。

また、免疫が退治しきれなかった細菌が脂肪の多い肝臓に到着することで炎症が引き起こされるのです。

一連の関連により、NASH(非アルコール性脂肪肝炎)が進行していくと考えられています。

4.NASH(非アルコール性脂肪肝炎)を防ぐためには歯周病予防が重要



NASH(非アルコール性脂肪肝炎)は、歯周病菌が原因で病状が進行することが分かってきました。

病状の進行を予防するためには、歯周病を防ぐことが大切になります。

現代は運動不足による肥満などが原因で様々な病気が報告されています。

運動不足や食生活を気をつけるとともに、歯周病ケアも重要です。

4-1.セルフケアだけでは予防しきれないこともある



歯周病ケアは歯磨きをしていれば予防できるとは言い切れません。

毎日歯磨きを続けていても、知らない間に歯周病が進行してしまっていることも多いです。

自分ではケアしきれない部分もあるので、定期的に歯科医院でメンテナンスを行うことが、病気の予防につながります。





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