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虫歯になりにくい食べ物は?特徴や予防できる理由を解説!

こんにちは。金沢市で開業しています白根歯科クリニック院長の白根です。

虫歯になりにくい食べ物は、フッ素やカルシウム、ビタミンを含む食べ物です。

フッ素やカルシウム、ビタミンを含む食べ物は、歯を強くするなどさまざまな役割があります。

結果的に虫歯になりにくく、食生活の見直しは虫歯予防では重要です。

今回の記事では、虫歯になりにくい食べ物の特徴や種類、具体的な効果を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

1.虫歯になりにくい食べ物の特徴



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虫歯になりにくい食べ物の特徴は3つあります。

よく噛んで食べられるもの
糖分が少ないもの
長時間口に入れないもの

みなさんは3つの特徴から何の食べ物を連想しますか?

3つの特徴に当てはまる栄養素や食べ物は以下の3つです。

フッ素が含まれている食べ物
カルシウムが含まれる食べ物
ビタミンDとAが含まれる食べ物

フッ素やカルシウム、ビタミンDとAの虫歯への効果や、3つの栄養素が含まれる食べ物を紹介していきます。

2.虫歯になりにくい栄養素の効果


なぜ、フッ素やカルシウム、ビタミンDとAは虫歯予防に効果があるのでしょうか。

具体的な役割や効果を説明していきます。
フッ素
フッ素は歯と口の中の環境に働きかける効果があります。

歯の再石灰化を促進させたり、抗菌作用による虫歯菌の働きを抑制したり、虫歯予防効果が高いです。

ただし、フッ素には歯を強くする作用はありますが、フッ素だけでは虫歯予防はできません。
カルシウム
カルシウムは、歯の原料になる歯質の栄養素です。

具体的には、溶けてしまったエナメル質を自動的に修復してくれ、強い歯に戻してくれます。

カルシウム不足が続くと、骨からのカルシウムを使用。

結果、歯が脆くなってしまい口内環境が悪化し、虫歯や歯周病につながります。

ビタミンDとA
ビタミンDは歯の石灰化の調整や、歯の原料となるカルシウムの代謝を手助けをしてくれます。

カルシウムだけ摂取しても、ビタミンDが不足していると上手くカルシウムを取り込めません。

ビタミンAは歯のエナメル質を強化する役割があります。

「ビタミンA欠乏症」の患者さんは高確率で、エナメル質形成不全が認められます。

3.虫歯になりにくい食べ物


先ほど紹介したフッ素、カルシウム、ビタミンDとAが含まれる食べ物を紹介します。
フッ素が含まれる食べ物
具体的にはわかめめざし海苔などの海産物です。

他にも牛肉や紅茶、緑茶にも含まれています。

フッ素中毒を心配する人もいますが、食品や水道水に入っているフッ素は少量であり、フッ素中毒になる可能性は低いと言われています。
カルシウムが含まれる食べ物
カルシウムが含まれている代表的な食品としては、プロセスチーズ牛乳ヨーグルトなどの乳製品です。

他にもししゃもや桜エビなどの小魚類や、豆腐や納豆、厚揚げなどの豆類類にも含まれています。

また、カルシウムは加熱しても分解されない栄養素です。

ただし、インスタント食品や市販のスナック菓子と摂取すると、カルシウム吸収を阻害してしまうと言われています。
ビタミンDとAが含まれる食べ物
ビタミンDは、きくらげ舞茸干し椎茸などのキノコ類や、イワシなどの脂肪性海産物に含まれています。

ビタミンAは、レバーうなぎバター卵黄などの動物性食品に多く含まれています。

他にも、シソやモロヘイヤ、にんじんなどの野菜にも含まれています。

また、ビタミンDとAの特徴として、脂溶性ビタミンのため油料理にすると吸収率がアップします。
さらに、加熱調理で分解されないビタミンの1つです。

<まとめ>ビタミンの摂取で歯の健康維持を


虫歯になりにくい食べ物は、私たちの周りに意外とたくさんあります。

そして、虫歯になりにくい栄養素や食べ物を理解していれば日頃の食事から取り入れられますね。

今回の記事を参考にしてぜひ取り入れてみてください。
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歯周病とビタミン不足の関係性とは?具体的な効果も解説

こんにちは。金沢市で開業しています白根歯科クリニックの白根和明です。

ビタミンが不足すると歯周病を引き起こしたり、悪化したりすると言われています。

歯茎や歯にはコラーゲン組織が深く関係しており、健康を維持するためにはビタミンが不可欠です。

例えば、ビタミンが不足するとコラーゲン組織が生成されず歯周病を発症したり、口腔内の炎症を引き起こしたり、様々な病気のリスクが向上します。

今回の記事では、歯周病とビタミンの関係やビタミンの具体的な歯周病への効果を解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。

1.ビタミン不足と歯周病への影響



2023年4月納品①.png

歯周病の進行には、ビタミン不足が関係しています。

歯周病とビタミン不足の関係を知るには、歯周病のメカニズムを知る必要があります。

まずは、歯周病のメカニズムとビタミン不足の関係について見ていきましょう。

1-1歯周病のメカニズム



歯周病は歯と歯ぐき(歯肉)の隙間(歯周ポケット)から侵入した細菌が、歯肉に炎症を引き起こした状態(歯肉炎)、それに加えて歯を支える骨(歯槽骨)を溶かしてグラグラにさせてしまう状態(歯周炎)を合わせて、歯周病といいます。

ビタミン不足と関係があるのは歯茎の健康です。

歯茎はコラーゲン繊維で生成されています。

歯周病になると歯茎のコラーゲン繊維が分解され、歯茎下がりや歯が抜け落ちます。

そして、コラーゲン繊維の生成には適切なビタミン摂取が必要。

ビタミンが元々不足していると、口腔内の乾燥や炎症を引き起こしたり、歯周病の発症や悪化を招くのです。

2.歯周病予防に必要なビタミン



歯周病の予防や悪化予防に必要なビタミンは、ビタミンC、ビタミンB群、ビタミンD、ビタミンKの4つです。

ビタミンC
ビタミンCには抗酸化作用があり、免疫力向上やコラーゲン生成に必須の栄養素になります。

熱に弱く、水に溶けやすい性質があるため、生で食べる方法が効果的

ビタミンCの推定平均必要量は成人で85mg/日です。【参照】日本人の食事摂取基準2020

参考にイチゴ100mgに含まれるビタミンCは62mgになります。

ビタミンB群
ビタミンB群とはビタミンB6ビタミンB12葉酸の3つです。

ビタミンB群はコラーゲン生成を阻害すると言われている血中ホモシステインを低下させ、良質なコラーゲンを保ち、骨や歯茎の健康を維持します

また、ビタミンB群は水溶性であり、摂取しすぎても尿中に排出されるため、毎日摂取を心がけたいビタミンの一つです。

ビタミンB6の推定平均必要量は成人男性の場合1.1mg/日で、女性の場合は1.0mg/日です。

【参照】日本人の食事摂取基準2020

参考に若鶏胸肉100gあたりのビタミンB6は0.66mg含まれています。

ビタミンB12の推定平均必要量は成人で2.0μg/日です。【参照】日本人の食事摂取基準2020
参考にプロセスチーズ100gあたりビタミンB12は3.2μg含まれています。

葉酸の推定平均必要量は成人で200μg/日です。【参照】日本人の食事摂取基準2020
参考にゆで卵100gあたり葉酸は35μg含まれています。

ビタミンD
ビタミンDはカルシウム吸収を促進して、骨の健康を維持します

成人の1日の必要摂取量は8.5μgです。【参照】日本人の食事摂取基準2020
参考に鮭1切れ80gだと25μgのビタミンDが含まれています。

また、ビタミンDは食事からの摂取以外に、日光によって体内で生成できる特性があります。
日光に当たる時間が短い場合にも不足するため、適度な日光浴を心がけましょう。

ビタミンK
ビタミンKは出血予防の役割があり、不足すると歯茎から出血しやすくなります。
また、カルシウム吸収を促進する役割も。

ビタミンKは脂溶性ビタミンであり、熱に強い性質を持つため、炒め物など油を使った調理がおすすめです。

ビタミンKの成人の目安量は150μg/日です。【参照】日本人の食事摂取基準2020
参考に小松菜(生)100gあたり210μgのビタミンKが含まれています。

<まとめ>ビタミンは歯の健康には不可欠


今回は、歯周病とビタミンの関係やビタミンの具体的な歯周病への効果を解説しました。

ビタミンにはさまざまな役割があります。

ビタミンの役割や効果を理解した上で摂取していき、日頃の食事から歯周病予防に取り組みましょう。
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