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トゥインクル通信9月号

こんにちは。白根歯科クリニック院長の白根です。
早いもので、コロナ窩で自粛を続けていたら、何も出来ないまま8月が終わってしまいました(笑)。
さて院内新聞「トゥインクル通信」の9月号が完成しました。
今月号は、嚙み合わせと全身の健康とのかかわりについて書かせて頂いております。
噛み合わせは普段、あまり気にされていないかもしれませんが、実は全身に大きく影響を及ぼすことがわかっています。
現在、院内でお配りしております。WEB上でもご覧いただけます。

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歯周病はうがい薬で治る?歯周病に関する疑問を解決!

こんにちは。金沢市の歯医者、白根歯科クリニック院長の白根です。

「殺菌作用のあるうがい薬を使えば歯周病が治るのでは?」とお考えの方もいるのではないでしょうか?

うがい薬には殺菌効果があり、口の中を清潔に保つ方法として有効ですが、進行してしまった歯周病を治す効果はありません。

また、うがいだけでは歯周病を予防することはできないため、歯磨きなど日々のケアが重要になります。

今回は、歯周病をうがい薬で治すことができない理由や、すでに歯周病になってしまっている時の対処法について詳しくご紹介します。

1.進行してしまった歯周病はうがい薬では治らない


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お口の中の細菌などを殺菌してくれるうがい薬ですが、歯周病を治すことはできません。

中には「うがい薬で歯周病を治せたら」とお考えの方もいらっしゃいますが、うがいだけでは歯周病菌を減らすことはできないのです。

1-1.うがい薬や歯磨き粉は歯周病を予防するためのアイテム



ドラッグストアではうがい薬や歯磨き粉など、さまざまなアイテムが販売されていますが、歯周病を予防するためのものです。

「歯周病ケア」と表記されているものもありますが、すでに進行してしまっている歯周病の治療にはなりません。

あくまで「歯周病を予防するためのケア」としてのアイテムですので、使い続けても歯周病を完治させることはできないのです。

1-2.炎症を抑えてくれるアイテムも効果は一時的なもの



歯周病ケアのアイテムの中には、歯肉の腫れなどの炎症を抑える作用のものもあります。

炎症を抑えてくれるアイテムも効果は一時的なものであり、根本的な治療にはなりません。

歯周病が進行している場合は、一時的に炎症が治っているだけなので、悪化させないためにも歯医者で治療することが大切です。

2.うがい薬で歯周病を予防することはできる?



「うがい薬で歯周病が治らないけど、予防することはできる?」と思った方もいるでしょう。

うがい薬だけでは歯周病を予防することはできません。

2-1.うがいだけでは細菌を除去できない



歯周病菌はネバネバのバイオフィルムと呼ばれる中に塊で存在しています。

このバイオフィルムは、さまざま細菌が集まって形成されるものですが、水で流しただけでは除去できません。

また、うがい薬はバイオフィルムまで浸透することができないため、歯周病菌を除去できないのです。

バイオフィルムを除去するためには、歯磨きでブラッシングすることが必要になります。

2-2.歯磨きで歯垢を溜めないことが大切



市販のうがい薬の中には「歯周病予防」を謳っているものもありますが、あくまで補助的な役割です。

歯周病を予防するためには、歯垢を溜めないことが大切になります。

うがい薬だけに頼るのではなく、日々の歯磨きでしっかりケアを行うことが大切です。

3.すでに歯周病になってしまっている場合は?


すでに歯周病になってしまっている場合は、歯医者で歯周病の治療を受けることが必要です。

進行している歯周病の場合は、市販の歯周病ケアアイテムを使い続けても完治することはありません。

3-1.歯医者で歯周病の治療を行う


進行している歯周病の場合は、歯医者で歯石を取るなどの治療を行いましょう。

歯医者では歯茎の溝に入り込んだ細菌を除去し、歯周ポケットを浅くするための処置を行います。

自分では歯周ポケットに入り込んだ歯石まで取り除くことはできないため、歯周病を進行させないためにもしっかりと治療に取り組むことが大切です。

3-2.歯周病は自分で治癒ができない


先ほどもお伝えしましたが、進行してしまった歯周病は自分で治療することができません。

自分で治療できない理由としては、歯の表面にできた硬い歯石は歯科医院にある専用の器具でしか除去できないためです。

歯周病の原因である歯石を除去しない限り、歯周病は進行し続けてしまいます。

<まとめ>歯周病を進行させないために



今回は、「歯周病がうがい薬で治るのか」という疑問について解説しました。

すでに進行してしまっている歯周病に対しては、うがい薬で完治することはありません。

市販の「歯周病ケア」ができるアイテムは、あくまで歯周病を予防するためのアイテムになります。

歯周病を完治させるためには歯医者で治療を受ける必要があるので、放置せずできるだけ早く歯医者を受診しましょう。




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歯の詰め物にフロスが引っかかる状態は要注意!?フロスが引っかかる原因

こんにちは。金沢市の歯医者、白根歯科クリニック院長の白根和明です。

虫歯予防でデンタルフロスを使ってケアをしている方も多いでしょう。

中には歯の詰め物にフロスが引っかかる症状を訴えて、来院される方も少なくありません。

デンタルフロスは歯と歯の間の汚れを取るためのものですが、治療した歯にフロスが引っかかる場合は要注意です。

今回は、デンタルフロスが引っかかる原因やフロスが引っかかる時に考えられる症状について、詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

1.デンタルフロスが引っかかる原因は?



2021年8月納品①.png

歯と歯の間にフロスが引っかかる時は、次のような原因が考えられます。

虫歯ができている

デンタルフロスが引っかかる原因の一つに、歯と歯の間に虫歯ができているケースがあります。

健康な状態の歯は表面がツルツルとしていますが、虫歯になってしまうと歯の表面のエナメル質が溶かされザラザラした状態になります。

その結果、フロスを通したときに引っかかってしまうのです。

詰め物や被せ物があっていない

2つ目の原因として、詰め物や被せ物があっていないことが挙げられます。

虫歯の治療で被せた詰め物や被せ物が綺麗な状態で装着されていれば、フロスや歯間ブラシが引っかかることはありません。

しかし、詰め物や被せ物が合っていなかったり、装着してから長時間が経ち、歯に合わなくなっている場合は、フロスが引っかかることもあります。

被せ物にフロスが引っかかる場合は、虫歯を再発させるリスクも高まるため、歯科医院で治療してもらいましょう。

歯石が付着している

3つ目の原因は、歯石が付着しているケースです。

歯石により歯の表面に凸凹がある場合は、フロスが引っかかることがあります。

歯と歯の間に歯石が堆積すると、歯の表面がザラザラします。

歯石はプラークが石灰化したものであり、一度石灰化してしまうと歯ブラシやフロスなどでは落とすことが難しくなります。

歯石がある場合は、歯医者で歯石を取る治療を受けましょう。

2.歯の詰め物にフロスが引っかかる場合は要注意



フロスが引っかかる原因についてご紹介しましたが、中でも歯の詰め物に引っかかる場合は注意が必要です。

詰め物や被せ物があっていない可能性が高い

先ほどもお伝えした通り、歯の詰め物や被せ物にフロスが引っかかる場合は、歯に合わなくなっていることが考えられます。

詰め物や被せ物は一度装着すれば永久に使えるわけではありません。

銀歯の場合は一般的に3〜5年が寿命と言われており、ケアをしなければ劣化してしまいます。

詰め物が劣化してしまうと虫歯の再発リスクが高くなるため、注意が必要です。

3.詰め物の下は虫歯にならない?


「歯の詰め物や被せ物をすれば虫歯にならない」とお考えの方もいますが、実は「虫歯になりやすい状態」でもあるのです。

3-1.詰め物をした歯でも虫歯になる



虫歯の治療を行い詰め物や被せ物をした歯は、セメントや専用の接着剤でしっかりと接着されていますが、長い期間使用していたり、劣化によって接着が弱くなっていきます。

接着が弱くなると詰め物と歯の間に隙間を生じ、その間から細菌が入り込み虫歯を引き起こす危険性があるのです。

このように治療後に起こる虫歯のことを、「二次虫歯」や「二次カリエス」と言います。

3-2.痛みを感じないケースがあり虫歯に気づかないことがある



治療後に発生する二次虫歯は発見が難しく、重症化するまで気づかないケースも少なくありません。

二次虫歯が重症化しやすい主な理由は、虫歯を確認できないことと痛みを感じないケースの2つです。

被せ物の下で虫歯が発生している場合は、目視で確認できないため気づかないことが多いでしょう。

また、神経をとってしまっている場合は、痛みを感じないため、虫歯の進行に気づけないのです。

二次虫歯を繰り返すと歯を失ってしまうため注意が必要です。

<まとめ>虫歯の治療後も定期検診を受けよう



今回は、デンタルフロスが歯に引っかかる原因について解説しました。

デンタルフロスが歯に引っかかる原因としては、虫歯や歯の詰め物、歯石などが考えられます。

その中でも詰め物や被せ物に引っかかる場合は、二次虫歯が発生するリスクもあるため注意が必要です。

詰め物にフロスが引っかかる場合は、歯医者で診てもらうようにしましょう。






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