マグネシウムが虫歯を予防する?歯の健康に重要な栄養素だった!
こんにちは。金沢市の歯科医院、白根歯科クリニック院長の白根和明です。
マグネシウムは虫歯予防や改善に効果が期待できる栄養素の1つと言われています。
理由は、マグネシウムは歯槽骨の維持や歯の再石灰化の役割を担っているからです。
マグネシウムが不足すると歯槽骨の維持がされず、歯の再石灰化が行われなければ歯自体が弱くなってしまいます。
今回は、マグネシウムの虫歯への効果や具体的な摂取基準も合わせて紹介しているので、参考にしてみてください。
アメリカの研究で「歯は単なる固形物ではなく、歯の神経を通じて歯の表面のエナメル質まで体の栄養素が行き渡っており、血液循環のようなものがある」と言われています。
以上の理由から、歯の血液循環が正常ならば虫歯になりづらく、循環が滞ってしまう人は虫歯のリスクが高くなったり虫歯の進行が速くなったりするかもしれません。
循環の停滞を引き起こしてしまう原因は以下の5つです。
•砂糖の過剰摂取
•ストレス
•運動不足
•ビタミンやミネラル(マグネシウム)不足
•薬剤服用
特に「砂糖の摂取による血糖値の急上昇」や「ミネラル(マグネシウム)不足」の影響が大きいと言われています。
歯の循環を停滞させないための行動は以下の3つです。
•砂糖を意識的に避ける
•食べるスピードをゆっくり
•ミネラル摂取
以下で詳しく説明していきます。
①砂糖を避ける
WHOは1日の砂糖摂取量の目安を、「1日に摂る総エネルギー量の5%未満」に抑えるべきとガイドラインで発表しています。(2015年3月)
具体的には砂糖25gに相当し、スティックシュガーだと8本分です。
②ゆっくり良く噛んで食べる
食べるスピードが早いと、血糖値が急上昇してしまい体や血管への負担が大きいです。
なるべく野菜など血糖値の上がりにくいものから食べるよう心がけましょう。
③ミネラル摂取
ファストフードの普及により玄米や穀物類を摂取する機会が少ないので、ミネラルが不足しがちです。
ミネラルの豊富な食材(豆類、野菜、きのこ、木の実など)を意識的に摂取しましょう。
前項でも説明したように、ミネラルのなかでもマグネシウムは虫歯予防に重要な栄養素です。
マグネシウム不足が引き起こす全身への影響や、歯への影響を説明します。
マグネシウム不足は不整脈や虚血性心疾患、動脈硬化症のリスクが高くなると言われています。
また、長期的なマグネシウムの不足は糖尿病や高血圧のリスクを高めると言われており、生活習慣病リスクが高いです。
マグネシウムは体内でカルシウムと深く関わっており、骨や歯にカルシウムが行き届くように調節しています。
血中のマグネシウム濃度が低下すると、生命維持のために骨からマグネシウムを放出せざるを得ません。
骨の形成や維持に活用できるマグネシウムが減り、歯槽骨の形成を阻害してしまいます。
歯槽骨がうまく形成されないと歯や歯茎に十分な栄養が行き渡らないので、虫歯になりやすいです。
具体的にマグネシウム摂取基準や多く含まれる食材を紹介していくので、参考にしてみてください。
1日のマグネシウムの推奨量は以下のとおりです。
(男性)18~29歳は340㎎、30~64歳は370㎎、65~74歳は350㎎、75歳以上は320㎎
(女性)18~29歳は270㎎、30~64歳は290㎎、65~74歳は280㎎、75歳以上は260㎎
参照【日本人の食事摂取基準2020】
ご自身の年齢を確認してみましょう。
マグネシウムは、藻類、魚介類、穀類、野菜類、豆類に多く含まれています。
乾燥のカットワカメ100gにはマグネシウム460mg含まれていたりと、様々な食材に含まれているので、意識して摂取しましょう。
虫歯予防になぜマグネシウムが必要なのか紹介しました。
マグネシウム不足は歯槽骨の形成に関わるので歯の健康維持に大切な栄養素です。
また、マグネシウムは生活習慣病予防も期待できます。
今回の記事を参考にしてぜひ食生活に取り入れてみてください。
医療法人社団 白根会 白根歯科クリニック
〒921-8172 石川県金沢市伏見新町276-1
TEL:076-208-4618
URL:http://care4618.com/
Googleマップ:https://g.page/r/CfzouwlGAki5EAE
マグネシウムは虫歯予防や改善に効果が期待できる栄養素の1つと言われています。
理由は、マグネシウムは歯槽骨の維持や歯の再石灰化の役割を担っているからです。
マグネシウムが不足すると歯槽骨の維持がされず、歯の再石灰化が行われなければ歯自体が弱くなってしまいます。
今回は、マグネシウムの虫歯への効果や具体的な摂取基準も合わせて紹介しているので、参考にしてみてください。
1.虫歯の原因にマグネシウムが大きく関与
アメリカの研究で「歯は単なる固形物ではなく、歯の神経を通じて歯の表面のエナメル質まで体の栄養素が行き渡っており、血液循環のようなものがある」と言われています。
以上の理由から、歯の血液循環が正常ならば虫歯になりづらく、循環が滞ってしまう人は虫歯のリスクが高くなったり虫歯の進行が速くなったりするかもしれません。
循環の停滞を引き起こしてしまう原因は以下の5つです。
•砂糖の過剰摂取
•ストレス
•運動不足
•ビタミンやミネラル(マグネシウム)不足
•薬剤服用
特に「砂糖の摂取による血糖値の急上昇」や「ミネラル(マグネシウム)不足」の影響が大きいと言われています。
2.虫歯予防のための行動
歯の循環を停滞させないための行動は以下の3つです。
•砂糖を意識的に避ける
•食べるスピードをゆっくり
•ミネラル摂取
以下で詳しく説明していきます。
①砂糖を避ける
WHOは1日の砂糖摂取量の目安を、「1日に摂る総エネルギー量の5%未満」に抑えるべきとガイドラインで発表しています。(2015年3月)
具体的には砂糖25gに相当し、スティックシュガーだと8本分です。
②ゆっくり良く噛んで食べる
食べるスピードが早いと、血糖値が急上昇してしまい体や血管への負担が大きいです。
なるべく野菜など血糖値の上がりにくいものから食べるよう心がけましょう。
③ミネラル摂取
ファストフードの普及により玄米や穀物類を摂取する機会が少ないので、ミネラルが不足しがちです。
ミネラルの豊富な食材(豆類、野菜、きのこ、木の実など)を意識的に摂取しましょう。
3.マグネシウム不足の影響
前項でも説明したように、ミネラルのなかでもマグネシウムは虫歯予防に重要な栄養素です。
マグネシウム不足が引き起こす全身への影響や、歯への影響を説明します。
3-1.全身への影響
マグネシウム不足は不整脈や虚血性心疾患、動脈硬化症のリスクが高くなると言われています。
また、長期的なマグネシウムの不足は糖尿病や高血圧のリスクを高めると言われており、生活習慣病リスクが高いです。
3-2.歯への影響
マグネシウムは体内でカルシウムと深く関わっており、骨や歯にカルシウムが行き届くように調節しています。
血中のマグネシウム濃度が低下すると、生命維持のために骨からマグネシウムを放出せざるを得ません。
骨の形成や維持に活用できるマグネシウムが減り、歯槽骨の形成を阻害してしまいます。
歯槽骨がうまく形成されないと歯や歯茎に十分な栄養が行き渡らないので、虫歯になりやすいです。
4.マグネシウムの摂取基準と多く含まれる食材
具体的にマグネシウム摂取基準や多く含まれる食材を紹介していくので、参考にしてみてください。
4-1.マグネシウム摂取基準
1日のマグネシウムの推奨量は以下のとおりです。
(男性)18~29歳は340㎎、30~64歳は370㎎、65~74歳は350㎎、75歳以上は320㎎
(女性)18~29歳は270㎎、30~64歳は290㎎、65~74歳は280㎎、75歳以上は260㎎
参照【日本人の食事摂取基準2020】
ご自身の年齢を確認してみましょう。
4-2.マグネシウムを多く含む食材
マグネシウムは、藻類、魚介類、穀類、野菜類、豆類に多く含まれています。
乾燥のカットワカメ100gにはマグネシウム460mg含まれていたりと、様々な食材に含まれているので、意識して摂取しましょう。
<まとめ>マグネシウムを意識的に摂取して虫歯予防を
虫歯予防になぜマグネシウムが必要なのか紹介しました。
マグネシウム不足は歯槽骨の形成に関わるので歯の健康維持に大切な栄養素です。
また、マグネシウムは生活習慣病予防も期待できます。
今回の記事を参考にしてぜひ食生活に取り入れてみてください。
医療法人社団 白根会 白根歯科クリニック
〒921-8172 石川県金沢市伏見新町276-1
TEL:076-208-4618
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