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なぜ噛むことが重要なの?噛むことの重要性について解説!

こんにちは。金沢市の歯医者、白根歯科クリニック院長の白根です。

みなさんは食事のときに「よく噛んで食べること」を意識していますか?

"噛むこと"は人間にとって健康の第一歩につながり、歯の病気を予防できるなどのメリットもたくさんあります。

時間に追われる現代では食事時間を惜しみ、噛むことを意識しない軟らかい食事が主流となっています。

噛まない生活を続けてしまうと私たちの健康にも影響を及ぼす可能性があるのです。

今回は、人間の健康につながる"噛むこと"の重要性について詳しく解説していきます。

1.噛むことは健康につながる



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食事のときに「よく噛んで食べなさい」と言われた経験がある方も多いでしょう。

噛むことで唾液が分泌され、口の中をきれいにしてくれる効果もあり、虫歯などの病気の予防につながります。

また、噛むことで脳や体に刺激を与えるため、脳の働きが活性化し運動機能を向上させることにもつながるのです。

日本人の噛む回数と食事時間は減少し続けており、最近では噛まない人も増えてきています。

1-1.弥生時代には4000回も噛んでいた


先ほどは日本人の噛む回数が減少しているとお伝えしましたが、卑弥呼の時代である弥生時代には食事時間に50分ほどの時間をかけ、約4000回噛んで食べていたとのデータがあります。

ちなみに現代の食事時間は11分ほどで、噛む回数は620回ほどなので、よく噛んで食べていた時代から比較すると大幅に減少していることが分かります。

また、よく噛んで食べていた弥生時代には歯の磨耗は多く見られましたが、現代と比較して虫歯は少なかったと言われています。

参考元:東京都福祉保健局 各時代の復元食と咀嚼回数と食事時間
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/iryo_hoken/shikahoken/pamphlet/shokuiku.files/06P62-75.pdf

2.噛むことで得られるメリット



よく噛んで食べることで、肥満を防止したりガンの予防につながったり、健康につながるメリットも多いです。

ここでは、噛むことで得られるメリットについて、8つの項目に分けて解説します。

①肥満を防止する



よく噛んで食べることで満腹感が得られ、食欲抑制につながります。

自然と食べ過ぎを予防できるため、ダイエット効果や肥満防止が期待できます。

食べ始めてから満腹中枢が働くまで20分以上かかるため、ゆっくりと食べることがポイントです。

②味覚が発達する



よく噛むことで唾液の分泌が促進され、食べ物が細かくなるため、食べ物本来の味を感じることができます。

素材本来の美味しさがわかるので、薄味での食事を楽しめるようになるでしょう。

③発音がはっきりする



噛むことで噛む筋肉や表情筋が鍛えられ、発音が良くなる効果も期待できます。

また、表情筋が鍛えられることで表情が豊かになるメリットもあります。

④脳の働きが活性化する



食べ物を噛む刺激が脳に伝わり、血流が良くなり、脳の働きが活性化します。

脳の働きが活性化することで、記憶力や集中力のアップ、リラックス効果なども期待できます。

⑤歯の病気を予防できる



よく噛むことで唾液腺が刺激され、唾液が分泌されるようになります。

唾液は消化酵素だけでなく、お口の中をきれいにする自浄作用、酸を中和する緩衝作用などの働きがあります。

唾液の分泌が増えることにより、歯の病気を予防することにもつながるのです。

⑥ガンの予防につながる



唾液の中には発がん物質の作用を消してくれる働きを持つものもあります。

よく噛むことで唾液の分泌が増え、発がん作用を抑えてくれる働きが活性化するのです。

⑦胃腸の働きを促進する


唾液にはアミラーゼやリパーゼなどの消化酵素が含まれています。

よく噛むことで唾液の分泌が増え、唾液に含まれる酵素によって消化が促進されるため、胃腸の働きを助けてくれます。

胃腸の働きが促進されるとお通じが良くなるなどの効果も期待できるでしょう。

⑧全身の体力が向上する



人は歯を食いしばることで瞬間的な力が増えると言われています。

体力を向上させるためには、噛む力が必要であり、その力をアップさせるためには日頃から噛むことが大切です。

3.噛まないことで起こるデメリット



軟らかい食事ばかり摂取していると全身の健康状態に影響を及ぼす可能性があります。

噛まないことにより唾液の分泌が減少、その結果、虫歯歯周病などのリスクが高くなります。

また、噛む筋肉が鍛えられなくなるため顎関節症を発症しやすくなり、顎関節の痛みや頭痛肩こりなどに発展するでしょう。

虫歯や歯周病のリスクが上がると歯の状態が悪化し、やがて抜けてしまい、噛むことができなくなってしまいます。

負のループに陥ってしまいますので、元気なうちからしっかり噛んで食べることを心がけましょう。

4.入れ歯になると噛む力は減少する



よく噛むためには健康な歯が必要になります。

健康な歯の人の噛む力を100%としたとき、部分入れ歯では30〜40%総入れ歯では10〜20%ほどの力と言われています。

入れ歯になると噛む力が弱くなってしまうため、硬い食べ物などを自分の歯のように噛むことが難しくなってしまうのです。

<まとめ>よく噛んで歯の健康を守ろう



今回は、人間の健康につながる"噛むこと"の重要性について詳しく解説しました。

噛むことで虫歯を予防したり、全身状態が向上したり、健康状態の向上につながります。

もちろん、噛むことを意識して生活することも大切ですが、健康な歯を維持することも大切です。

健康な歯を維持するためには定期的に歯医者で検診を受けましょう。




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電動ブラシは効果ある?メリット・デメリット

こんにちは。金沢市の歯医者、白根歯科クリニック院長の白根和明です。

電気によりヘッドが自動で動く電動歯ブラシですが、毎日使っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

電動歯ブラシは自分でヘッドを動かす必要がないため、「手磨きよりも良く磨ける」と思われている方もいますが、実はデメリットもあります。

使い方によっては歯や歯茎を傷つけてしまったり、歯磨きが不十分になることもあるのです。

今回は、電動歯ブラシの効果やメリット・デメリットについて詳しく解説します。

1.電動歯ブラシとは?



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電動歯ブラシとは、電力による振動や回転を利用して歯を磨くものです。

手磨きのように手を動かす必要がないため、短時間で効率的に歯を磨くことができます。

また、細かい振動やヘッドの回転を利用して歯の隙間に入り込んだ汚れも掻き出してくれる特徴もあります。

1-1.電動歯ブラシの種類



電動歯ブラシには主に次の種類があります。

電動歯ブラシ
音波式ブラシ
超音波式ブラシ

電動歯ブラシは、ブラシをモーターで細かく振動させ、歯の汚れを落とすものです。

毛先が歯の表面に触れて汚れを落とすため、手を動かさなくて良いメリットがあります。

音波式歯ブラシは、音波の振動により細かい水流を起こしながら歯磨きができるものです。

毛先が接していない部分まで歯垢を除去できるので、電動歯ブラシよりも綺麗に磨けるでしょう。

超音波歯ブラシは、音波歯ブラシよりも振動が細かく、お口の中の細菌まで直接作用する特徴があります。

ただし、振動が細かいため電動歯ブラシや音波歯ブラシとは異なり、手で磨く必要があります。

2.電動歯ブラシのメリット



電動歯ブラシのメリットは下記の通りです。

効率的に汚れが落とせる
歯にかかる圧を一定にできる
年齢に関わらず簡単に磨ける

電動歯ブラシは手で磨くことに比べて、効率的に汚れが落とせることがメリットです。

振動により歯の表面の汚れを落とすため、短時間で綺麗に清掃ができるでしょう。

また、電動の力により歯にかかる圧を一定にできるため、磨き残しなどの差が出にくく、平等に同じ力で磨くことができます。

また、電動の場合は勝手に振動するため力の弱いお子様や高齢者の方でも簡単に磨けることもメリットです。

3.電動歯ブラシのデメリット


一方、電動歯ブラシには次のようなデメリットもあります。

費用がかかる
歯や歯茎が傷つく場合がある
電力が必要になる

電動歯ブラシは数千円から数万円ほどの費用がかかるため、一般的な歯ブラシと比較すると費用がかかります。

歯ブラシのヘッドは消耗品なので定期的な交換も必要になります。

また、電動歯ブラシの使い方によっては歯や歯茎が傷つく場合もあるでしょう。

高速で振動しているところに力が加わってしまうと、歯の表面が傷ついたり、歯が削れたりする場合もあります。

そして、電化製品のため電動歯ブラシを使用する時は電力が必要です。

充電式、電池式など製品によって異なりますが、電気代なども必要になるでしょう。

4.電動歯ブラシを選ぶポイント



電動歯ブラシは振動により手磨きよりも効率的に汚れを除去できるメリットがあります。

ただし、「電動歯ブラシだから虫歯が予防できる」わけではなく、正しい使い方をしなければ効果が得られません。

電動歯ブラシを選ぶときには、次のポイントに注目しましょう。

ヘッドが自分の口のサイズに合っているか
ヘッド交換時期やランニングコスト

電動歯ブラシはメーカーによってヘッドの大きさや種類が異なります。

ヘッドが大きければ一度にたくさんの面積を磨くことができますが、奥歯など狭い部分には届きにくくなるでしょう。

顎が小さい方は標準のヘッドが大きすぎる場合もあるため、日頃使用している歯ブラシのヘッドに合わせたものを確認するのがおすすめです。

また、歯ブラシ本体の値段と合わせて消耗品の値段も確認しましょう。

替えのブラシが高価ではランニングコストが高くなり継続して使用しにくくなります。

ほとんどのメーカーは3ヶ月を交換目安としているため、購入前に消耗品にかかるランニングコストを計算しておくと安心です。

<まとめ>定期検診で歯の健康を守ろう


今回は、電動歯ブラシの効果やメリット・デメリットについて詳しく解説しました。

電動歯ブラシは効率的に歯磨きができるため、便利なアイテムです。

ただし、歯ブラシの特性によってはデンタルフロスなどを組み合わせることが望ましい場合もあります。

「電動だから虫歯ができない」わけではありませんので、定期的に歯医者での検診を受けられることをおすすめします。




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