タンパク質は歯にも必要な栄養素!不足で起こる影響や摂取できる食品を解説!
こんにちは。金沢市で開業している白根歯科クリニック院長の白根和明です。
タンパク質は歯の健康維持に重要な役割を果たしています。
理由は歯を支えるために、タンパク質が必要だからです。
具体的には歯のなかに筋状のタンパク質があり、歯を支えるのに役立っています。
今回は、タンパク質が歯に必要な理由やタンパク質の多い食品を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
タンパク質は炭水化物、脂質とあわせて3大栄養素と言われています。
筋肉や臓器、体内の調整に役立つホルモンの材料、エネルギー源になる栄養素です。
生命活動の中心を担っていると言っても良いでしょう。
タンパク質が不足すると以下の症状が出てきます。
タンパク質不足が引き起こす症状10個
•筋肉量が減少する
•代謝が悪くなる
•肌や髪、爪のトラブルが起こりやすい
•骨が脆くなる
•身体が浮腫む
•疲れやすくなる
•貧血になりやすい
•集中力や思考力が低下しやすい
•免疫力が低下する
•低出生体重児が産まれやすくなる(女性)
【参考】魚肉たんぱく研究所
タンパク質不足は全身に影響が出てしまいます。
全身に影響が出れば当然、健康な歯を維持出来ません。
次ではタンパク質と歯の関係性を紹介します。
歯は「エナメル質」「象牙質」「セメント質の硬い組織(硬組織)」の3層構造です。
口のなかに露出している部分を「歯冠」と言い、歯冠より下の部分を「歯根」と言います。
タンパク質と歯の関係性を詳しく紹介します。
タンパク質は、歯の「基質形成」に関わっています。
基質とは「象牙質」や「セメント質」の部分です。
象牙質やセメント質はコラーゲン繊維状のタンパク質で形成されています。
以上からわかるように、歯の基質形成にタンパク質は不可欠です。
タンパク質不足は歯の健康に直結してしまうので、日頃から意識して摂取しましょう。
タンパク質の1日必要量は、18~49歳は摂取エネルギーの13~20%、50~64歳は14~20%、65歳以上は15~20%が理想と言われています。
タンパク質の推奨量は、18~64歳の男性は1日65g、65歳以上の男性は60g、18歳以上の女性は一日50gの摂取が推奨されています。
【参照】日本人の食事摂取基準2020
また、タンパク質には「動物性タンパク質」と「植物性タンパク質」の2種類あります。
前者は必須アミノ酸を豊富に含み吸収スピードが早いのに対し、後者は脂質が少なく腹持ちが良いです。
① 動物性タンパク質
動物性タンパク質は肉、魚、卵、乳製品に多く含まれています。
身近な食品だと鶏のささみ肉100gには23.9g、しらす干し100gには40.5gタンパク質が含まれているので、日頃の食事にも取り入れやすいでしょう。
② 植物性タンパク質
植物性タンパク質は、大豆製品や穀類に多く含まれています。
ひきわり納豆100gには16.6g、茹でた蕎麦100gには4.8gタンパク質が含まれているので、身な食品から摂取が可能です。
「タンパク質」と「歯」は直接関係していないと思っていた方もいるかもしれません。
今回紹介したように、タンパク質は歯の基底を作る大切な役割を果たしています。
歯のみならず、全身に効果があるタンパク質ですが、歯にも効果があると分かれば積極的に摂取していきたいですね。
紹介した動物性タンパク質と植物性タンパク質を参考に、日頃の食生活に取り入れてみてください。
タンパク質は歯の健康維持に重要な役割を果たしています。
理由は歯を支えるために、タンパク質が必要だからです。
具体的には歯のなかに筋状のタンパク質があり、歯を支えるのに役立っています。
今回は、タンパク質が歯に必要な理由やタンパク質の多い食品を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
1.タンパク質の役割
タンパク質は炭水化物、脂質とあわせて3大栄養素と言われています。
筋肉や臓器、体内の調整に役立つホルモンの材料、エネルギー源になる栄養素です。
生命活動の中心を担っていると言っても良いでしょう。
タンパク質が不足すると以下の症状が出てきます。
タンパク質不足が引き起こす症状10個
•筋肉量が減少する
•代謝が悪くなる
•肌や髪、爪のトラブルが起こりやすい
•骨が脆くなる
•身体が浮腫む
•疲れやすくなる
•貧血になりやすい
•集中力や思考力が低下しやすい
•免疫力が低下する
•低出生体重児が産まれやすくなる(女性)
【参考】魚肉たんぱく研究所
タンパク質不足は全身に影響が出てしまいます。
全身に影響が出れば当然、健康な歯を維持出来ません。
次ではタンパク質と歯の関係性を紹介します。
2.歯の構成要素
歯は「エナメル質」「象牙質」「セメント質の硬い組織(硬組織)」の3層構造です。
口のなかに露出している部分を「歯冠」と言い、歯冠より下の部分を「歯根」と言います。
タンパク質と歯の関係性を詳しく紹介します。
2-1.タンパク質は歯の基質形成に関わっている
タンパク質は、歯の「基質形成」に関わっています。
基質とは「象牙質」や「セメント質」の部分です。
象牙質やセメント質はコラーゲン繊維状のタンパク質で形成されています。
以上からわかるように、歯の基質形成にタンパク質は不可欠です。
タンパク質不足は歯の健康に直結してしまうので、日頃から意識して摂取しましょう。
3.タンパク質が多く含まれる食品
タンパク質の1日必要量は、18~49歳は摂取エネルギーの13~20%、50~64歳は14~20%、65歳以上は15~20%が理想と言われています。
タンパク質の推奨量は、18~64歳の男性は1日65g、65歳以上の男性は60g、18歳以上の女性は一日50gの摂取が推奨されています。
【参照】日本人の食事摂取基準2020
また、タンパク質には「動物性タンパク質」と「植物性タンパク質」の2種類あります。
前者は必須アミノ酸を豊富に含み吸収スピードが早いのに対し、後者は脂質が少なく腹持ちが良いです。
① 動物性タンパク質
動物性タンパク質は肉、魚、卵、乳製品に多く含まれています。
身近な食品だと鶏のささみ肉100gには23.9g、しらす干し100gには40.5gタンパク質が含まれているので、日頃の食事にも取り入れやすいでしょう。
② 植物性タンパク質
植物性タンパク質は、大豆製品や穀類に多く含まれています。
ひきわり納豆100gには16.6g、茹でた蕎麦100gには4.8gタンパク質が含まれているので、身な食品から摂取が可能です。
<まとめ>積極的にタンパク質を摂取して健康な歯に
「タンパク質」と「歯」は直接関係していないと思っていた方もいるかもしれません。
今回紹介したように、タンパク質は歯の基底を作る大切な役割を果たしています。
歯のみならず、全身に効果があるタンパク質ですが、歯にも効果があると分かれば積極的に摂取していきたいですね。
紹介した動物性タンパク質と植物性タンパク質を参考に、日頃の食生活に取り入れてみてください。