石川県金沢市「白根歯科クリニック」公式ブログ

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11月診療カレンダーです

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臨時休診のお知らせ

11月14日(金)は院長の、日本口腔外科学会参加のため臨時休診となります。
ご了承ください。

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フィチン酸って知ってる?ナッツと虫歯予防の意外な関係

こんにちは。石川県金沢市で開業しております白根歯科クリニックの白根和明です。

ナッツは「美容や健康に良い食品」として間食にも人気ですが、実は虫歯予防にも役立つと言われています。
しかし、その一方で「フィチン酸」という成分が歯の健康に影響を与える可能性があることは、あまり知られていません。
今回は、ナッツがもたらす虫歯予防効果と、フィチン酸との付き合い方について解説していきます。

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1.歯に優しい間食とは?


間食と聞くとお菓子や甘い飲み物を思い浮かべがちですが、虫歯予防を考えるなら選び方が大切です。
歯に優しいとされる間食には、以下のような食品があります。


•乳製品(チーズ・ヨーグルトなど)
カルシウムやリンが豊富で、歯の再石灰化を促し、虫歯菌が作る酸から歯を守ります。
•野菜
噛むことで唾液の分泌を促進し、口内の酸を中和する役割があります。
•果物
ビタミンCが歯ぐきの健康を保ち、炎症の予防に効果的です。
ただし、酸味の強い果物は食べ過ぎに注意しましょう。
•小魚
カルシウムやビタミンDが豊富で、歯や骨を丈夫に保ちます。
•ナッツ
虫歯菌のエサになりにくく、ミネラルが歯の強化に役立ちます。

2.虫歯予防におすすめの「ナッツ」


ここまで歯にやさしい間食を紹介しましたが、今回注目したいのが「ナッツ」です。
次は、虫歯予防に特に効果が期待できるナッツについて見ていきましょう。
特に歯に良いとされるナッツは次の2種類です。

•アーモンド:カルシウムやマグネシウムが豊富で、歯の再石灰化を助けます。
•カシューナッツ:虫歯菌の増殖を抑えるとされる成分を含み、口腔環境の改善に役立ちます。

3.ナッツが歯に与える嬉しい効果


ナッツには、虫歯予防に関わる次のような効果があります。

•虫歯菌のエサになりにくい
砂糖がほとんど含まれず、虫歯菌が酸を作りにくい食品です。
•歯を強化する
ミネラルが豊富で、歯の再石灰化をサポートします。
・唾液の分泌を促す
噛みごたえがあるため、唾液量が増えて口の中をきれいに保ちます。

4.ナッツをとるときの注意点(フィチン酸)


ナッツには、フィチン酸という成分が含まれています。
このフィチン酸は、虫歯の治療や歯の再石灰化に必要なカルシウムやリンと結合し、これらの栄養素が体内で吸収されにくくなる作用があります。
そのため、虫歯の治療中は、ナッツの摂取によって治りが遅くなる可能性があります。
とはいえ、「虫歯のときはナッツを一切食べてはいけない」というわけではありません。
市販されている乾燥ナッツを選ぶことで、フィチン酸のマイナス作用をある程度抑えることができます。

5.その他の注意点


フィチン酸以外にも、ナッツを食べる際には以下の点に注意しましょう。

•高カロリー・高脂質:食べすぎると体重増加や生活習慣病のリスクが高まります。
•消化不良や便秘:食物繊維が多いため、胃腸に負担をかけることがあります。
•アレルギーのリスク:ナッツアレルギーのある方は摂取を避ける必要があります。
•歯へのダメージ:硬いナッツは歯を欠けさせる可能性があります。

<まとめ> ナッツは上手に取り入れて虫歯予防を



ナッツは、適量であれば栄養価が高く、虫歯予防のサポートにもなる食品です。
しかし、フィチン酸やカロリー、アレルギーなどの注意点も理解したうえで摂ることが大切です。
日頃から、野菜・果物・肉・魚など多くの品目から栄養をバランスよく摂取し、歯科での定期的なケアも忘れないようにしましょう。


医療法人社団 白根会 白根歯科クリニック
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9月の診療カレンダーです

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歯周病予防にオリーブオイル?その効果と使い方

こんにちは。金沢市で開業しています白根歯科クリニック院長の白根和明です。

オリーブオイルといえば、サラダやパンにかけて楽しむ「体に良い油」というイメージが強いですよね。
地中海沿岸の人々が健康で長寿といわれる理由のひとつにも、このオイルの存在があるとされています。
そんなオリーブオイルが、実は歯や歯ぐきの健康にも良い可能性があることをご存じでしょうか。
抗炎症作用や抗菌作用があり、歯周病予防や口臭ケアにも役立つといわれています。
今回は、オリーブオイルの種類や健康効果、そして口腔ケアへの取り入れ方まで、わかりやすくご紹介します。

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1.オリーブオイルは健康と美容の味方


オリーブオイルは、地中海沿岸の国々で古くから食生活に取り入れられてきた「健康オイル」です。
ビタミンEやポリフェノールなどの抗酸化成分が豊富で、体の中から健康と美容をサポートしてくれます。
具体的には、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病予防、美肌効果、便秘改善、さらには健康的なダイエットにも役立つといわれています。
サラダやパンにかけるだけでなく、スープに少し垂らすだけでも香りや風味がアップし、満足感も得られます。
ただし、体に良いからといって摂りすぎはNG。
オリーブオイルは1gあたり約9kcalの高カロリー食品です。
一度に大量に摂取すると消化器官に負担がかかり、脂肪の摂りすぎにもつながるため、1日大さじ1~2杯程度を目安にするとよいでしょう。

2.知っておきたいオリーブオイルの種類


オリーブオイルには、大きく分けて「バージンオリーブオイル」と「オリーブオイル(ピュア)」の2種類があります。

①バージンオリーブオイル


オリーブの果実を搾っただけで作られる、もっとも自然な状態のオイルです。
化学的な精製は行わず、洗浄・遠心分離・濾過といった工程のみで作られるため、香りや風味、栄養が豊富に残ります。
さらに品質によって次のように分類されます。

エキストラバージンオリーブオイル:酸度0.8%以下の最高品質。生食向きで風味が豊か。
バージンオリーブオイル:酸度2%以下で、やや風味が軽め。
オーディナリーバージンオリーブオイル:酸度3.3%以下。主に加熱向き。
ランパンテバージンオリーブオイル:酸度が高く、そのままでは食用不可。精製して利用される。

②オリーブオイル(ピュア)


精製オリーブオイルに少量のバージンオリーブオイルをブレンドしたもの。
クセが少なく加熱調理に向いています。
炒め物や揚げ物にも使いやすく、日常使いにおすすめです。

3. 歯周病予防にも期待できるオリーブオイル


実は、オリーブオイルは口腔ケアにも効果があります。
特にエキストラバージンオリーブオイルには、歯周病の予防や口腔環境の改善に役立つ成分が含まれています。

抗炎症作用:ポリフェノールやオレオカンタールという成分が歯ぐきの炎症を抑える。
抗菌作用:口の中の細菌の増殖を抑え、歯周病菌や虫歯菌の繁殖を防ぐ。
歯垢蓄積を軽減:油膜が歯の表面を保護し、歯垢の付着を抑える効果が期待できる。
エナメル質保護:酸から歯を守り、虫歯リスクを減らす。
口臭改善:口内の細菌バランスが整い、嫌なニオイの原因を抑える。
口内乾燥の軽減:オイルの保湿効果で口の中のうるおいを保つ。

もちろん、オリーブオイルだけで歯周病が治るわけではありませんが、日常的なケアにプラスすると予防効果を高めるサポートになります。

4.オリーブオイルでできる口腔ケア方法


オリーブオイルを使った代表的な口腔ケア方法が「オイルプリング」です。
インドの伝統医学・アーユルヴェーダでも古くから行われてきた習慣で、簡単に取り入れることができます。

オイルプリングのやり方

①歯を磨く前に、大さじ1杯程度のエキストラバージンオリーブオイルを口に含む。
②飲み込まないように注意しながら、マウスウォッシュのように10~20分ほどゆっくり口の中をゆすぐ。
③ゆすぎ終わったら、オイルをゴミ箱に吐き出す(排水管の詰まりを防ぐため)。
④その後、ぬるま湯で口をすすぎ、通常通り歯を磨く。

ポイントは、無理に長時間行おうとせず、最初は5分から始めて少しずつ時間を延ばすこと。
毎日でなくても、週に数回取り入れるだけでも口内環境が整いやすくなります。


<まとめ>  オリーブオイルで始める歯ぐきケア習慣


オリーブオイルは、体だけでなく口の健康にも役立つ万能オイルです。
特にエキストラバージンオリーブオイルは、抗炎症作用や抗菌作用で歯周病予防のサポートが期待できます。
オイルプリングは、口臭や歯ぐきの健康が気になる方に手軽に始められるケア方法ですが、あくまでも補助的な手段。
正しい歯磨きと、歯科医院での定期的なメンテナンスを組み合わせることが、歯と歯ぐきを長く健康に保つカギです。


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歯周病予防は葉酸がカギ?食べて守る歯茎の健康

こんにちは。石川県金沢市で開業しています白根歯科クリニック院長の白根和明です。

葉酸」と聞くと、妊娠中の女性に必要な栄養素というイメージを持つ方が多いかもしれません。
しかし実は、この葉酸が“歯茎の健康”にも深く関わっていることをご存じでしょうか?
歯茎の腫れや出血、慢性的な炎症に悩む方にとって、葉酸は心強い味方になるかもしれません。
この記事では、葉酸と歯茎ケアの意外な関係について、わかりやすく解説します。
毎日の食事でできる簡単なケアもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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1.歯周病とは


歯周病とは、歯を支える歯茎や骨などの組織が炎症を起こし、最終的には歯を失ってしまう可能性のある病気です。
主な原因は、歯と歯茎の境目にたまった歯垢(プラーク)に含まれる細菌です。
この細菌が毒素を出し、歯茎を刺激することで炎症が進行します。
初期段階では「歯肉炎」と呼ばれ、歯茎が赤く腫れたり出血したりする程度ですが、進行すると「歯周炎」となり、歯を支える骨が溶けていきます。
日本人の成人の多くが罹患しているとも言われており、放置すると全身の健康にも影響を及ぼす恐れがあります。

2.歯周病が招く病気


歯周病はお口の中だけの問題にとどまりません。
最近の研究では、全身疾患との関連性が注目されています。
歯周病菌が血流に乗って全身に広がることで、以下のような疾患のリスクを高めると考えられています。

①心疾患


歯周病菌が血管内に侵入し、動脈硬化を引き起こすことがあるとされ、心筋梗塞や脳梗塞のリスク因子になるとも言われています。

②糖尿病


歯周病による慢性的な炎症がインスリンの働きを妨げ、血糖コントロールを難しくすることがあります。
逆に糖尿病患者は歯周病が悪化しやすく、相互に悪影響を及ぼす関係にあります。

③骨粗鬆症


 骨が脆くなることで、歯を支える顎の骨にも影響を与え、歯周病の進行を助長する可能性があります。

このように、歯周病は「お口の病気」であると同時に「全身の健康の警告サイン」でもあるのです。

3.歯茎ケアに必要な栄養素とは?


歯周病を予防するには、日々の口腔ケアだけでなく、体の内側からのサポート=「栄養」も欠かせません。
以下の栄養素が、特に歯茎の健康に深く関係しています。

①ビタミンC


免疫力を高めることで細菌への抵抗力を強化し、歯茎の炎症を抑えます。
また、歯茎のハリを保つコラーゲンの生成に欠かせない栄養素です。

②ビタミンB群(B6・B12・葉酸)


ホモシステインという血中の物質を減少させる作用があり、血管や歯茎の健康を保つ上で重要です。
良質なコラーゲンの維持にも関与しています。

③カルシウム・マグネシウム・ビタミンD・K


これらは骨や歯を強く保つために不可欠な栄養素。
歯を支える土台である顎の骨の健康維持に大きな役割を果たします。
さらに唾液の質を整える作用もあり、虫歯予防にも効果的です。

④アミノ酸


コラーゲンの構成成分であり、歯茎の弾力や修復に重要です。

⑤α-リポ酸、MSM、メチオニン、システイン


これらの成分は体内の有害物質を排出する「デトックス」効果があり、歯茎や口腔環境を清潔に保つ上で役立ちます。

4.葉酸が歯茎に効く理由


葉酸(ビタミンB9)は、特に歯茎の健康維持に欠かせない栄養素です。
細胞の再生や分裂を促す働きがあり、歯周病によるダメージを受けた歯茎の修復を助けてくれます。
また、葉酸には炎症を抑える作用があるとされ、歯周ポケット内の毒素を無毒化する働きも報告されています。
とくに喫煙者やストレスの多い生活を送っている方、妊娠中の女性などは葉酸が不足しやすく、意識して摂ることが大切です。

<まとめ>歯茎を守るカギは食生活にあり


葉酸をはじめとする栄養素は、歯茎の健康を内側からサポートする力強い味方です。
特に葉酸は水溶性ビタミンのため、体に蓄えることができず、毎日の食事からこまめに摂取することが重要です。
栄養は単体ではなく、他の栄養素と組み合わせて働くため、バランスの良い食生活が基本となります。
サプリメントを使う場合も、過剰摂取には注意が必要です。
持病のある方や服薬中の方は、必ず医師、歯科医師に相談しましょう。
そして、どんなに食生活に気を配っていても、日常の口腔ケアと定期的な歯科検診は欠かせません。
歯茎の小さなサインを見逃さず、健康なお口を保っていきましょう。



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8月の診療カレンダーです

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食物繊維でスッキリ!お口のケアは毎日の食事から

こんにちは。石川県金沢市で開業している白根歯科クリニック院長の白根和明です。

食物繊維」と聞くと、腸内環境を整えるために大切な栄養素というイメージがあるかもしれません。
でも実は、食物繊維はお口の健康にも役立つということをご存知でしょうか。
歯の表面を自然にきれいにしたり、唾液の分泌を促したりと、まるで“食べる歯みがき”のような働きもあります。
今回は、食物繊維がなぜ口腔内洗浄に役立つのか、その理由をわかりやすくご紹介します。
毎日の食事からできる、簡単な口腔ケアのヒントを見つけてみませんか?

1.食物繊維は歯にいい?


食物繊維には、「水溶性」と「不溶性」の2種類があります。
水溶性の食物繊維は腸内でゲル状になって糖や脂質の吸収をゆるやかにし、不溶性の食物繊維は腸の動きを活発にして便通を整えるなど、どちらも体に嬉しい働きをしてくれます。
こうした働きに加えて、実はお口の中にも良い影響を与えてくれるのが食物繊維の魅力なのです。

2.食物繊維が口腔内で果たす役割


では実際に食物繊維がどのような役割を果たしてくれるのか、具体的に見ていきましょう。

①歯の表面を自然にクリーニング


食物繊維を多く含む野菜や果物、穀物は、よく噛まないと飲み込みにくいものが多いです。
この「よく噛む」という行動こそが、歯にとっては大きなメリット。
咀嚼の際に食物が歯の表面をこすり、プラーク(歯垢)を落としてくれる効果があるとされています。

②唾液の分泌を促す


噛む回数が増えることで、唾液の分泌も活発になります。
唾液には、口の中の酸を中和し、虫歯の原因となる細菌の繁殖を抑える力があります。
また、歯の再石灰化(歯の表面を修復する作用)を助ける成分も含まれているため、唾液の働きはとても重要なのです。

③酸をつくりにくい環境づくり


砂糖などの糖質が多い食品は、むし歯の原因菌によって酸を作り出し、歯を溶かすリスクを高めます。
一方で、食物繊維は口腔内で酸をほとんど発生させないため、むし歯リスクが低い食品といえます。

④生活習慣病の予防と歯の健康


食物繊維には血糖値の上昇を抑える効果があり、糖尿病などの生活習慣病の予防にもつながります。
糖尿病は歯周病と深い関係があることが知られており、全身の健康状態を良好に保つことが、歯の健康にも直結するのです。

⑤腸内環境を整えて全身の健康へ


腸内環境が整うと、免疫力が上がり、炎症の起きにくい体づくりにつながります。
これは、歯ぐきの炎症や歯周病の予防にも効果的。
健康な体=健康なお口」とも言えるため、歯科の視点からも腸の健康は無視できません。

3.食物繊維を多く含む食品とは?


では、どのような食品に食物繊維が豊富に含まれているのでしょうか。
日常的に取り入れやすい食材をいくつかご紹介します。

野菜類:ブロッコリー、にんじん、ほうれん草、ごぼう、キャベツ
果物類:りんご、オレンジ、いちご、バナナ
全粒穀物:玄米、全粒粉パン、オートミール、大麦
豆類:黒豆、ひよこ豆、レンズ豆、あずき

これらの食材を普段の食事に取り入れることで、自然に口腔ケアができる食生活になります。
特に、歯ごたえのある野菜や穀物は「よく噛む習慣」づくりにもぴったりです。

<まとめ>食物繊維+定期的なケアで健康な歯を


食物繊維には、単にお腹に良いだけでなく、口腔内の健康を保つ多くの効果があります。
しっかり噛むことで唾液が増え、歯の表面も自然にきれいに。
さらに腸内環境や全身の健康にもつながっていく、まさに“体の中からできるお口ケア”です。
ただし、毎日の食事だけでは落としきれない汚れや、見えないむし歯の兆候などもあります。
定期的に歯科医院での検診を受けることで、より確実な予防につながります。
食べるケア」と「プロのチェック」両方を取り入れて、いつまでも健康なお口を守っていきましょう。
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歯茎を元気にする食事とは?毎日のごはんで始める口内ケア

こんにちは。石川県金沢市で開業している白根歯科クリニック院長の白根です。

歯磨きや定期検診などのケアはもちろん大切ですが、実は「食べるもの」によっても歯や歯茎の健康は大きく左右されることをご存じですか?
とくに歯茎は、腫れや出血といったトラブルが起こりやすい部分。
そんな歯茎を日頃から守るためには、毎日の食生活にも目を向けることが大切です。
今回は、歯茎を元気に保つためにおすすめの食品や栄養素、意識したい生活習慣について、わかりやすくご紹介します。

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1.健康な歯茎とは


健康な歯茎とは、歯と歯茎の間にすき間がなく、引き締まっている状態のことをいいます。
色は淡いピンク色で、指で軽く押しても弾力があり、出血しないのが理想的です。
とくに歯と歯の間にある歯茎がシャープな三角形をしていれば、歯茎がしっかりと引き締まっている証拠。
こうした状態を保つには、毎日のケアとともに、体の内側からのサポートも欠かせません。

2.健康な歯茎の保ち方


歯茎の健康を守るためには、まず基本的な口腔ケアが大切です。
1日2回以上の歯磨き、歯間ブラシやフロスの使用などを習慣づけましょう。
また、歯科医院での定期的なクリーニングもおすすめです。
そしてもう一つ見落とせないのが、毎日の食生活。
栄養バランスの整った食事を意識することで、歯や歯茎の健康を内側からサポートできます。

3.歯や歯茎に必要な栄養素


歯や歯茎の健康を保つためには、以下のような栄養素をバランスよく摂ることが大切です。

①カルシウム


 歯の主成分であり、丈夫な歯を作るのに欠かせません。

②タンパク質


 歯茎の組織をつくる材料となる栄養素。
 傷ついた歯ぐきの修復にも必要です。

③マグネシウム


 カルシウムとともに骨や歯の形成をサポートします。

④ビタミン類(特にビタミンC)


 粘膜を強く保ち、歯茎の結合組織を丈夫にします。
 ビタミンCが不足すると、歯茎から出血しやすくなることもあります。

4.歯茎に良い食品


歯茎の健康を支えるためには、特定の栄養素だけを摂るのではなく、さまざまな食品をバランスよく取り入れることが大切です。

【ビタミンCを多く含む食品】
いちご、キウイ、ピーマン、小松菜、ブロッコリー、キャベツ、トマトなど。
これらの食品は歯茎の血管を丈夫にし、出血や炎症を防ぐ効果があります。

【食物繊維を多く含む食品】
りんご、みかん、キノコ類、にんじん、豆類などは、噛むことで唾液の分泌を促し、口腔内の清潔を保つ助けになります。

【抗炎症作用のある食品】
トマト、オリーブオイル、ナッツ、アボカドなどは、炎症を抑える働きがあり、歯茎の腫れや違和感が気になるときに意識して取りたい食品です。

【抗菌作用のある食品】
緑茶に含まれるカテキン、生の玉ねぎ、ヨーグルトに含まれる乳酸菌などは、歯周病菌の繁殖を抑える効果が期待できます。

<まとめ>定期的な検診も忘れずに


歯や歯茎の健康は、外からのケアだけでなく、毎日の食事によっても大きく左右されます。
抗炎症作用や抗菌作用のある食品を意識的に取り入れることで、歯ぐきの腫れや出血の予防につながります。
そして忘れてはいけないのが、定期的な歯科検診。
日々のケアと食事にプラスして、専門家のチェックを受けることで、健康な口腔環境を長く保つことができます。



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7月診療日のお知らせ

7月の診療日と休診日は以下の通りとなります

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