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栄養不足が原因で歯周病が悪化!?歯周病を予防する栄養素を解説!

こんにちは。金沢市の歯医者、白根歯科クリニック院長の白根和明です。

歯周病は細菌の感染によって起こる感染症の一つであり、歯茎や歯を支える骨が溶ける病気です。

感染症は免疫力と深い関係があり、免疫力が低下すると様々な症状を引き起こすのです。

毎日しっかり歯磨きをしているのにも関わらず、歯茎の出血や腫れが気になる方は、免疫力の低下が原因かもしれません。

免疫力は食生活の乱れや栄養不足が原因で低下するため、食事とも深い関わりがあるのです。

今回は、栄養不足で歯周病が悪化する原因や歯周病を予防する栄養素について詳しく解説していきます。

1.栄養不足になると歯周病になる?


2022年10月納品② (1).png


冒頭でもお伝えしましたが、歯周病は感染症の一つであり、免疫力と深い関係があります。

私たちの口の中には歯周病菌をはじめ数百種類の細菌が存在しますが、悪い症状が出ないのは免疫力が保たれているおかげです。

身体を守る免疫機能は、食事などから摂取する栄養素でサポートされるため、栄養不足に陥ると様々な症状が現れます。

例えば、ビタミンCが不足すると免疫力が下がるため、口内炎や口角炎などトラブルが出現。

体に必要なビタミンやミネラルなどの栄養素は、免疫力と深く関係しているのです。

2.歯周病を予防する栄養素



歯周病などの感染症予防には、免疫力をサポートする栄養素の摂取が重要です。

特に歯周病予防には、歯肉組織の生成に関わるタンパク質などを積極的に摂取しましょう。

2-1.タンパク質



歯を支える歯周組織は、主にタンパク質の一種であるコラーゲンで構成されるため、最も大切な栄養素です。

コラーゲンは歯周組織の生成や促進に大きく関わり、歯の土台を強化する役割があります。

また、コラーゲンはそのものを食べても吸収できません。

タンパク質を含む食物から摂取し、消化器でアミノ酸に分解され条件がそろって初めて歯周組織で再生できるのです。

【タンパク質を多く含む食品】

•牛肉
•豚肉
•アジ
•白米
•小麦粉
•大豆

2-2.ビタミンC



ビタミンCは、タンパク質の働きをサポートし、歯を健康な状態に保つ上で重要な栄養素です。

特にコラーゲンの再生を促す役割があり、歯周病によって歯茎が腫れる「歯肉炎」などの症状を予防します。

歯周病予防にも非常に重要なビタミンCですが、水に溶けやすい性質であり、効率よく摂取するには工夫が必要です。

例えば、水に溶ける性質を生かしてスムージーやジュースにするなどの方法もおすすめ。

【ビタミンCを多く含む食品】

•ピーマン
•ブロッコリー
•イチゴ
•キウイ
•菜の花

2-3.鉄



歯周組織の健康には、血液の流れも重要な要素です。

歯肉組織の生成などに必要な栄養素や免疫機能に関わる白血球は、血流に乗って運ばれるため、鉄不足に陥ると血流が悪くなります。

栄養不足が原因で貧血になると、歯肉の生成や免疫に必要な栄養素の運搬が滞り、歯周病の発症や進行につながるのです。

歯周組織の健康を保つためには、鉄を多く含む食品を摂取しましょう。

【鉄分を多く含む食品】

•大豆食品
•牛ヒレ肉
•レバー類
•カツオ
•マイワシ

3.歯周病と全身の病気との関連



歯周病は口の病気だけでなく、実は全身の病気と深く関連しています。

歯周病を引き起こす細菌に感染すると歯茎から血管内に侵入し、全身に運ばれ様々な感染症を引き起こすのです。

特に、心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病、早産のリスクが高まり、免疫力の低い高齢者は命に関わる誤嚥性肺炎を発症しやすいと言われています。

歯周病は全身の病気と深い関連があるため、日々の生活から免疫力を高めていきましょう。

<まとめ>生活習慣をあらため歯周病を予防しよう



今回は、栄養不足で歯周病が悪化する原因や歯周病を予防する栄養素について詳しく解説しました。

歯周病は感染症の一つであり、予防や治療には免疫力を高める必要があります。

免疫力は日々の食事から摂取する栄養素と深い関わりがあるため、食生活の乱れの自覚がある方は、食生活の改善から取り組みましょう。

歯茎の腫れや出血など気になる症状がある方は、早めに歯医者で相談されることをお勧めします。



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繰り返す虫歯は栄養不足が原因!?虫歯と栄養について解説!

こんにちは。金沢市の歯医者、白根歯科クリニック院長の白根和明です。

「最近、虫歯を繰り返すようになった」
「毎日歯磨きしてるのになんで虫歯ができるんだろう。」

上記の悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

当院を受診される患者様からも「虫歯を繰り返す」などのお悩みの声を聞きます。

虫歯になりやすい方は、栄養不足による免疫力低下が原因かもしれません

今回は、栄養不足と虫歯の関係や虫歯予防に関係する栄養素について詳しく解説します。

1.栄養不足が原因で虫歯になるってホント!?



2022年10月納品①.png


栄養不足が直接虫歯の原因になるわけではありません。

虫歯を引き起こす原因は、「免疫力の低下」です。

体に必要な栄養素が不足すると、免疫力が低下し、口腔内のバランスが崩れ虫歯を引き起こします。

虫歯は虫歯菌と呼ばれる細菌による感染症の一つであり、細菌感染を防ぐためには、免疫力を高める対策も重要です。

当院では、体の中から虫歯予防を改善するため、栄養療法のオーソモレキュラー療法を取り入れています。

2.虫歯予防に関係する栄養素



虫歯を予防するためには、全ての栄養素をバランスよく摂取する必要があります。

特にカルシウムは、歯の再石灰化に必要不可欠な栄養素です。またビタミン群は、エナメル質や象牙質を作るのに重要な役割を担っています。

①歯の再石灰化をサポートする「カルシウム」


カルシウムは歯を作る材料になるほか、初期虫歯を修復する再石灰化にも必要な栄養素です。

歯は、表面部分のエナメル質と内部の象牙質などから構成されており、大部分がカルシウムで形成されています。

食事で糖を摂取すると虫歯菌の出す酸によって歯が溶け始めますが、直ちに虫歯になるわけではありません。

唾液にはカルシウムが含まれており、溶けだした歯を修復する「再石灰化」を促す役割もあるため、摂取を心掛けましょう。

カルシウムを多く含む食品は以下の通りです。

•乳製品
•小魚
•海藻類

②骨の構成に関わる「マグネシウム」


マグネシウムはカルシウムの吸収を助けるなど、健康な歯を作るために必要不可欠な栄養素です。

マグネシウムの不足は、歯の質や唾液の質の低下をもたらします。

タンパク質の合成を含む300以上の酵素活性にも関与しているため、不足しやすいミネラルです。

マグネシウムを含む食品は以下の通りです。

•乾燥わかめ
•ひじき
•いりごま
•切り干し大根

③抗酸化作用のある「ビタミンA」


ビタミンAは、歯の表面のエナメル質を強化する栄養素です。ビタミンCと並んで抗酸化ビタミンと呼ばれ、活性酸素を抑制し、免疫力の低下を防ぎます。

活性酸素の本来の役割は、ウイルスや細菌の撃退ですが、増えすぎると正常な細胞を攻撃するため、免疫力の低下原因になります。

ストレス・食品添加物の摂取・紫外線の受光などによって、活性酸素は増加すると言われています。

免疫力の低下を防ぐ、ビタミンAを含む食材は以下の通りです。

•りんご
•かぼちゃ
•レバー
•うなぎ

④象牙質を作る「ビタミンC」


ビタミンCは、象牙質・歯茎などのコラーゲン線維を作ります。

歯茎の炎症をきっかけに発症する歯周病は、コラーゲン線維を破壊し、出血の原因になることも。コラーゲン線維を作るビタミンCは、歯周病を予防するうえで欠かせない栄養素です。

ビタミンCを含む食材は以下のとおりです。

•アセロラ
•赤・黄ピーマン
•ブロッコリー
•キウイフルーツ


3.栄養不足で起こるお口のトラブル



栄養素が不足すると、虫歯以外の症状も引き起こします。

お口のトラブルで多い「口内炎」の原因はビタミンB・Cの不足です。

炭水化物などの糖質は、エネルギーを生成する過程で必ずビタミンB1を消費します。

ビタミンB1は摂取量よりも消費量が上回る場合もあるため、炭水化物を多く取る方は、ビタミンBの摂取を意識しましょう。

<まとめ>バランスの良い食事で虫歯を予防しよう



今回は、虫歯と栄養素の関係や栄養不足と虫歯の関係や虫歯予防に関係する栄養素について解説しました。
食事から摂取する栄養素は、全身の健康状態に影響します。

栄養素が不足すると健康状態が悪化し、虫歯のリスクも高めることに。虫歯予防のためにも栄養バランスを重視した食事を意識しましょう。

虫歯やお口のトラブルが気になる方は、まずはかかりつけの歯医者への相談をおすすめします。



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