栄養不足が原因で歯周病が悪化!?歯周病を予防する栄養素を解説!
こんにちは。金沢市の歯医者、白根歯科クリニック院長の白根和明です。
歯周病は細菌の感染によって起こる感染症の一つであり、歯茎や歯を支える骨が溶ける病気です。
感染症は免疫力と深い関係があり、免疫力が低下すると様々な症状を引き起こすのです。
毎日しっかり歯磨きをしているのにも関わらず、歯茎の出血や腫れが気になる方は、免疫力の低下が原因かもしれません。
免疫力は食生活の乱れや栄養不足が原因で低下するため、食事とも深い関わりがあるのです。
今回は、栄養不足で歯周病が悪化する原因や歯周病を予防する栄養素について詳しく解説していきます。
1.栄養不足になると歯周病になる?
冒頭でもお伝えしましたが、歯周病は感染症の一つであり、免疫力と深い関係があります。
私たちの口の中には歯周病菌をはじめ数百種類の細菌が存在しますが、悪い症状が出ないのは免疫力が保たれているおかげです。
身体を守る免疫機能は、食事などから摂取する栄養素でサポートされるため、栄養不足に陥ると様々な症状が現れます。
例えば、ビタミンCが不足すると免疫力が下がるため、口内炎や口角炎などトラブルが出現。
体に必要なビタミンやミネラルなどの栄養素は、免疫力と深く関係しているのです。
歯周病などの感染症予防には、免疫力をサポートする栄養素の摂取が重要です。
特に歯周病予防には、歯肉組織の生成に関わるタンパク質などを積極的に摂取しましょう。
歯を支える歯周組織は、主にタンパク質の一種であるコラーゲンで構成されるため、最も大切な栄養素です。
コラーゲンは歯周組織の生成や促進に大きく関わり、歯の土台を強化する役割があります。
また、コラーゲンはそのものを食べても吸収できません。
タンパク質を含む食物から摂取し、消化器でアミノ酸に分解され条件がそろって初めて歯周組織で再生できるのです。
【タンパク質を多く含む食品】
•牛肉
•豚肉
•アジ
•白米
•小麦粉
•大豆
ビタミンCは、タンパク質の働きをサポートし、歯を健康な状態に保つ上で重要な栄養素です。
特にコラーゲンの再生を促す役割があり、歯周病によって歯茎が腫れる「歯肉炎」などの症状を予防します。
歯周病予防にも非常に重要なビタミンCですが、水に溶けやすい性質であり、効率よく摂取するには工夫が必要です。
例えば、水に溶ける性質を生かしてスムージーやジュースにするなどの方法もおすすめ。
【ビタミンCを多く含む食品】
•ピーマン
•ブロッコリー
•イチゴ
•キウイ
•菜の花
歯周組織の健康には、血液の流れも重要な要素です。
歯肉組織の生成などに必要な栄養素や免疫機能に関わる白血球は、血流に乗って運ばれるため、鉄不足に陥ると血流が悪くなります。
栄養不足が原因で貧血になると、歯肉の生成や免疫に必要な栄養素の運搬が滞り、歯周病の発症や進行につながるのです。
歯周組織の健康を保つためには、鉄を多く含む食品を摂取しましょう。
【鉄分を多く含む食品】
•大豆食品
•牛ヒレ肉
•レバー類
•カツオ
•マイワシ
歯周病は口の病気だけでなく、実は全身の病気と深く関連しています。
歯周病を引き起こす細菌に感染すると歯茎から血管内に侵入し、全身に運ばれ様々な感染症を引き起こすのです。
特に、心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病、早産のリスクが高まり、免疫力の低い高齢者は命に関わる誤嚥性肺炎を発症しやすいと言われています。
歯周病は全身の病気と深い関連があるため、日々の生活から免疫力を高めていきましょう。
今回は、栄養不足で歯周病が悪化する原因や歯周病を予防する栄養素について詳しく解説しました。
歯周病は感染症の一つであり、予防や治療には免疫力を高める必要があります。
免疫力は日々の食事から摂取する栄養素と深い関わりがあるため、食生活の乱れの自覚がある方は、食生活の改善から取り組みましょう。
歯茎の腫れや出血など気になる症状がある方は、早めに歯医者で相談されることをお勧めします。
石川県金沢市の歯医者「白根歯科クリニック」の公式ホームページです。
http://care4618.com
歯周病は細菌の感染によって起こる感染症の一つであり、歯茎や歯を支える骨が溶ける病気です。
感染症は免疫力と深い関係があり、免疫力が低下すると様々な症状を引き起こすのです。
毎日しっかり歯磨きをしているのにも関わらず、歯茎の出血や腫れが気になる方は、免疫力の低下が原因かもしれません。
免疫力は食生活の乱れや栄養不足が原因で低下するため、食事とも深い関わりがあるのです。
今回は、栄養不足で歯周病が悪化する原因や歯周病を予防する栄養素について詳しく解説していきます。
1.栄養不足になると歯周病になる?
冒頭でもお伝えしましたが、歯周病は感染症の一つであり、免疫力と深い関係があります。
私たちの口の中には歯周病菌をはじめ数百種類の細菌が存在しますが、悪い症状が出ないのは免疫力が保たれているおかげです。
身体を守る免疫機能は、食事などから摂取する栄養素でサポートされるため、栄養不足に陥ると様々な症状が現れます。
例えば、ビタミンCが不足すると免疫力が下がるため、口内炎や口角炎などトラブルが出現。
体に必要なビタミンやミネラルなどの栄養素は、免疫力と深く関係しているのです。
2.歯周病を予防する栄養素
歯周病などの感染症予防には、免疫力をサポートする栄養素の摂取が重要です。
特に歯周病予防には、歯肉組織の生成に関わるタンパク質などを積極的に摂取しましょう。
2-1.タンパク質
歯を支える歯周組織は、主にタンパク質の一種であるコラーゲンで構成されるため、最も大切な栄養素です。
コラーゲンは歯周組織の生成や促進に大きく関わり、歯の土台を強化する役割があります。
また、コラーゲンはそのものを食べても吸収できません。
タンパク質を含む食物から摂取し、消化器でアミノ酸に分解され条件がそろって初めて歯周組織で再生できるのです。
【タンパク質を多く含む食品】
•牛肉
•豚肉
•アジ
•白米
•小麦粉
•大豆
2-2.ビタミンC
ビタミンCは、タンパク質の働きをサポートし、歯を健康な状態に保つ上で重要な栄養素です。
特にコラーゲンの再生を促す役割があり、歯周病によって歯茎が腫れる「歯肉炎」などの症状を予防します。
歯周病予防にも非常に重要なビタミンCですが、水に溶けやすい性質であり、効率よく摂取するには工夫が必要です。
例えば、水に溶ける性質を生かしてスムージーやジュースにするなどの方法もおすすめ。
【ビタミンCを多く含む食品】
•ピーマン
•ブロッコリー
•イチゴ
•キウイ
•菜の花
2-3.鉄
歯周組織の健康には、血液の流れも重要な要素です。
歯肉組織の生成などに必要な栄養素や免疫機能に関わる白血球は、血流に乗って運ばれるため、鉄不足に陥ると血流が悪くなります。
栄養不足が原因で貧血になると、歯肉の生成や免疫に必要な栄養素の運搬が滞り、歯周病の発症や進行につながるのです。
歯周組織の健康を保つためには、鉄を多く含む食品を摂取しましょう。
【鉄分を多く含む食品】
•大豆食品
•牛ヒレ肉
•レバー類
•カツオ
•マイワシ
3.歯周病と全身の病気との関連
歯周病は口の病気だけでなく、実は全身の病気と深く関連しています。
歯周病を引き起こす細菌に感染すると歯茎から血管内に侵入し、全身に運ばれ様々な感染症を引き起こすのです。
特に、心筋梗塞や脳梗塞、糖尿病、早産のリスクが高まり、免疫力の低い高齢者は命に関わる誤嚥性肺炎を発症しやすいと言われています。
歯周病は全身の病気と深い関連があるため、日々の生活から免疫力を高めていきましょう。
<まとめ>生活習慣をあらため歯周病を予防しよう
今回は、栄養不足で歯周病が悪化する原因や歯周病を予防する栄養素について詳しく解説しました。
歯周病は感染症の一つであり、予防や治療には免疫力を高める必要があります。
免疫力は日々の食事から摂取する栄養素と深い関わりがあるため、食生活の乱れの自覚がある方は、食生活の改善から取り組みましょう。
歯茎の腫れや出血など気になる症状がある方は、早めに歯医者で相談されることをお勧めします。
石川県金沢市の歯医者「白根歯科クリニック」の公式ホームページです。
http://care4618.com