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虫歯が副鼻腔炎(蓄膿症)の原因に!?虫歯と副鼻腔炎の関係について

こんにちは。白根歯科クリニック院長の白根和明です。

風邪を引くと鼻水や鼻づまりに悩まされるという方も多いのではないでしょうか?

副鼻腔炎蓄膿症とも呼ばれ、顔の骨の空洞の部分に膿が溜まった状態のことを指します。

通常の風邪などの鼻水や鼻づまりなどとは異なり、頭痛顔の痛みなどを伴うことが特徴です。

副鼻腔炎は風邪などの時に起こるものと思われがちですが、実は虫歯などの歯科疾患が原因になることも分かってきました。

今回は、虫歯と副鼻腔炎の関係について詳しくご説明します。

1.虫歯が副鼻腔炎の原因になるって本当?



副鼻腔炎は、鼻の奥や顔の骨の空洞に膿が溜まる病気であり、頭痛や鼻水、頭重感などが症状として特徴です。

よく風邪を風邪を拗らせてしまうことが原因とも言われていますが、虫歯が原因になることがあります。

虫歯が副鼻腔炎の原因になる理由としては、上顎洞と呼ばれる顔の骨の空洞が上の歯に近いことが関係しています。

上顎洞に近い部分の歯が虫歯になると、虫歯菌が上顎洞にたどり着き、炎症を起こしてしまうのです。

このように虫歯が原因で起こる上顎洞の炎症のことを、歯性上顎洞炎と言います。

歯が原因で起こる歯性上顎洞炎と鼻が原因で起こる副鼻腔炎は、似ているところも多いので、副鼻腔炎にフォーカスしてお伝えしますね!

副鼻腔炎.png

2.副鼻腔炎(蓄膿症)とは?



副鼻腔炎とは、顔の空洞に炎症が生じた状態のことを表します。

私たちの顔には主に4つの空洞が存在しており、この空洞を総称して「副鼻腔炎」と言います。

•前頭洞(ぜんとうどう)
•篩骨洞(しこつどう)
•上顎洞(じょうがくどう)
•蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)

上記の空洞は鼻腔とつながっているため、風邪などにより炎症を起こすと、副鼻腔にまで炎症が達してしまいます。

その結果、副鼻腔に膿がたまり、副鼻腔炎を呼ばれる状態になるのです。

2-1.副鼻腔炎の原因


副鼻腔炎の原因は、細菌やウイルス、アレルギー性鼻炎などが挙げられます。

歯性上顎洞炎の場合は、上の歯の虫歯菌が上顎洞に達して炎症を起こした状態です。

2-2.副鼻腔炎の症状


副鼻腔炎の主な症状は、下記の通りです。

•鼻づまり
•ドロっとした黄色の鼻水
•頬や目の周りの痛みや違和感
•頭痛
•頭重感

2-3.歯性上顎洞炎の症状の特徴



副鼻腔炎を異なり、歯性上顎洞炎の場合は、歯が原因となるため片側にしか症状が見られないことが一般的です。

これが鼻が原因の副鼻腔炎との違いになります。

2-4.副鼻腔炎の治療



副鼻腔炎、歯性上顎洞炎の治療としては、炎症を抑えるための抗生物質を投与します。

歯性上顎洞炎の場合は、原因となる歯の治療が必要となるため虫歯治療や抜歯を行います。

<まとめ>長引く不快な症状や歯の痛みがあれば歯科医院へ


副鼻腔炎は風邪などにより鼻が原因で起こっていると思われがちですが、歯が原因となることもあります。

耳鼻科で治療をしても軽快しない場合などは、歯科医院を受診されることをオススメします。

歯科医院ではレントゲン撮影で偶然、歯性上顎洞炎が発見されたケースもあるため、原因をしっかり見つけることが大切です。




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