虫歯以外が原因で起こる歯の痛みとは?歯が原因で起こる痛みについて
こんにちは。白根歯科クリニック院長の白根和明です。
虫歯になると「歯が痛くなる」と考えている人も多いのではないでしょうか?
「虫歯=痛い」とのイメージも強いですが、歯の痛みは虫歯によるものだけではありません。
実は、歯の痛みには虫歯以外が原因で起こるものもあるのです。
虫歯になると痛みに敏感になりますが、歯周病なども痛みを引き起こす原因となります。
今回は、歯が原因で痛みを感じる原因について詳しくお伝えします。
1.歯の痛みの原因が「虫歯」とは限らない
歯の痛みは食事に支障が出てしまうため、辛いですよね。
特に虫歯の痛みは強烈であり、「二度と経験したくない」と思っている人も多いはず。
歯が痛くなる原因が全て「虫歯」によるものとは限りません。
歯の表面や歯髄、そして歯の周りの組織に原因がある場合も考えられます。

歯は表面の固いエナメル質に覆われ、象牙質、中心部分に歯髄と呼ばれる血管や神経が集まっている場所によって構成されています。
ここでは、歯の象牙質、歯髄が原因で起こる痛みの原因について詳しく見ていきましょう。
①象牙質の痛み
歯の構造の中で痛みを感じる部分は、エナメル質の内側にある象牙質です。
象牙質には、神経が通っており、神経が刺激されることにより、痛みが生じます。
象牙質の痛みの特徴としては、熱いものや冷たいものなどの温度変化を受けると、2、3秒以内で収まる鋭く深い痛みが挙げられます。
温度刺激などによる痛みは、健康な歯であっても生じることがあります。
しかし、虫歯の詰め物やエナメル質が溶けている、歯が削れているなどが原因となり、痛みを引き起こすことがあるのです。
②歯髄(しずい)の痛み
歯髄には神経や血管が走行しているため、強烈かつ典型的な痛みが特徴です。
ズキズキとした強い痛みが数十分以上続き、痛みが頬や頭などの周囲に広がることもあります。
歯髄に痛みが生じる原因としては、虫歯以外には歯が折れる、噛む力や外傷が加わり歯が欠けることで生じることが挙げられるでしょう。
次に、歯の周りの組織が原因で起こる痛みについて見ていきましょう。
①根尖性歯周炎
根尖性歯周炎とは、虫歯などが原因で歯の根っこの部分に炎症が起きた状態です。
歯の中には歯髄と呼ばれる神経や血管を含む組織があり、あごの骨と繋がっています。
虫歯が進行することにより、細菌が歯髄の中に入り込み歯の根っこの部分にまで感染が広がると、痛みを生じるのです。
②辺縁性歯周炎
辺縁性歯周炎とは、歯肉炎が進行し、歯槽骨と呼ばれる部分まで悪化した状態です。
歯肉は腫れ、歯周ポケットは深くなり、排膿や出血、そして歯が抜けるなどの症状が見られます。
原因は歯肉組織の感染であり、中等度から強度の持続する痛みが見られます。
歯が痛くなる原因は虫歯以外に、歯肉の感染などが挙げられます。
痛みがあっても「虫歯ではないから大丈夫」と思い込むのではなく、原因を解明して適切な対処を行うことが大切です。
歯の健康は全身の健康を守ることにも繋がるため、かかりつけの歯医者で定期的にメンテナンスを行いましょう。


金沢の歯医者「白根歯科クリニック」の公式ホームページです。
http://care4618.com
虫歯になると「歯が痛くなる」と考えている人も多いのではないでしょうか?
「虫歯=痛い」とのイメージも強いですが、歯の痛みは虫歯によるものだけではありません。
実は、歯の痛みには虫歯以外が原因で起こるものもあるのです。
虫歯になると痛みに敏感になりますが、歯周病なども痛みを引き起こす原因となります。
今回は、歯が原因で痛みを感じる原因について詳しくお伝えします。
1.歯の痛みの原因が「虫歯」とは限らない
歯の痛みは食事に支障が出てしまうため、辛いですよね。
特に虫歯の痛みは強烈であり、「二度と経験したくない」と思っている人も多いはず。
歯が痛くなる原因が全て「虫歯」によるものとは限りません。
歯の表面や歯髄、そして歯の周りの組織に原因がある場合も考えられます。

2.歯が原因で起こる痛みの原因
歯は表面の固いエナメル質に覆われ、象牙質、中心部分に歯髄と呼ばれる血管や神経が集まっている場所によって構成されています。
ここでは、歯の象牙質、歯髄が原因で起こる痛みの原因について詳しく見ていきましょう。
①象牙質の痛み
歯の構造の中で痛みを感じる部分は、エナメル質の内側にある象牙質です。
象牙質には、神経が通っており、神経が刺激されることにより、痛みが生じます。
象牙質の痛みの特徴としては、熱いものや冷たいものなどの温度変化を受けると、2、3秒以内で収まる鋭く深い痛みが挙げられます。
温度刺激などによる痛みは、健康な歯であっても生じることがあります。
しかし、虫歯の詰め物やエナメル質が溶けている、歯が削れているなどが原因となり、痛みを引き起こすことがあるのです。
②歯髄(しずい)の痛み
歯髄には神経や血管が走行しているため、強烈かつ典型的な痛みが特徴です。
ズキズキとした強い痛みが数十分以上続き、痛みが頬や頭などの周囲に広がることもあります。
歯髄に痛みが生じる原因としては、虫歯以外には歯が折れる、噛む力や外傷が加わり歯が欠けることで生じることが挙げられるでしょう。
3.歯の周りの組織が原因で起こる痛み
次に、歯の周りの組織が原因で起こる痛みについて見ていきましょう。
①根尖性歯周炎
根尖性歯周炎とは、虫歯などが原因で歯の根っこの部分に炎症が起きた状態です。
歯の中には歯髄と呼ばれる神経や血管を含む組織があり、あごの骨と繋がっています。
虫歯が進行することにより、細菌が歯髄の中に入り込み歯の根っこの部分にまで感染が広がると、痛みを生じるのです。
②辺縁性歯周炎
辺縁性歯周炎とは、歯肉炎が進行し、歯槽骨と呼ばれる部分まで悪化した状態です。
歯肉は腫れ、歯周ポケットは深くなり、排膿や出血、そして歯が抜けるなどの症状が見られます。
原因は歯肉組織の感染であり、中等度から強度の持続する痛みが見られます。
<まとめ>歯の痛みは放置せず歯科医院で診てもらおう
歯が痛くなる原因は虫歯以外に、歯肉の感染などが挙げられます。
痛みがあっても「虫歯ではないから大丈夫」と思い込むのではなく、原因を解明して適切な対処を行うことが大切です。
歯の健康は全身の健康を守ることにも繋がるため、かかりつけの歯医者で定期的にメンテナンスを行いましょう。


金沢の歯医者「白根歯科クリニック」の公式ホームページです。
http://care4618.com
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