皮膚の病気「掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)」と歯周病の関係について
こんにちは。白根歯科クリニック院長の白根和明です。
掌蹠膿疱症とは、手の平や足の裏に膿を持った水泡ができる皮膚の病気です。
この病気の原因の一つとして、口の中の歯周病が大きく関係していると言われています。
「口の中の病気と皮膚の病気の繋がりがイメージできない」という人もいるのではないでしょうか?
今回は、掌蹠膿疱症と歯周病の関係についてお伝えします。
1.掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)とは?
掌蹠膿疱症とは、手の平や足の裏に膿を持った水泡ができる皮膚の病気です。
手や足の皮膚に水ぶくれが繰り返しできてしまい、皮膚がボロボロになってしまうことが特徴。
掌蹠膿疱症の水泡には菌などは入っていないため、水疱瘡のように人に感染することはありません。
他人への感染のリスクは低いですが、皮膚がボロボロになってしまうことから、見た目の変化に悩む患者さんも多いです。
掌蹠膿疱症のハッキリとした原因は解明されていないのが現状です。
しかし、喫煙や扁桃炎、歯周病、金属アレルギーなどが原因として深く関わっていることが指摘されています。
金属アレルギーに関しては、歯科治療で行なった銀歯などが原因になることもあります。
・膿疱が形成される仕組み
掌蹠膿疱症の膿疱が形成される仕組みについても、完全に解明されていませんが、「サイトカイン」と呼ばれる物質が関係しています。
サイトカインは免疫に関わるタンパク質の一種であり、掌蹠膿疱症の膿疱は免疫の異常によって引き起こされると考えられています。

1-2.掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の症状
掌蹠膿疱症の症状としては、掌や足の裏に膿が溜まった水泡が見られます。
この水泡の中身は、白血球の一種が角質に溜まったものであり感染性はありません。
水泡ができ、破れ、かさぶたを形成する流れを辿りますが、痛みが生じたり爪の形が変形することもあります。
掌蹠膿疱症の治療法としては、決まった方法があるわけではありません。
ストロイド軟膏などの外用薬による治療や内服療法、扁桃摘出、歯科治療などが挙げられます。
歯科治療が原因であった場合は、歯科治療により症状が改善されるケースもあります。
歯周病は口の中に感染症を起こしている状態であり、歯周病菌が原因で掌蹠膿疱症を引き起こすことが考えられています。
ただ、歯周病が掌蹠膿疱症の原因と断定できません。
<まとめ>歯科治療で症状が改善することもある
掌蹠膿疱症の原因の一つとして、歯周病による感染が考えられているため、人によっては歯科治療で症状の改善が見られることもあります。
歯周病は掌蹠膿疱症に限らず、全身の疾患と深い関係があることが分かっているので、予防や治療を行うことが重要です。
歯科治療により、掌蹠膿疱症などの疾患を予防できることもあるので、定期的なメンテナンスを行い、歯の健康を維持しましょう。


金沢の歯医者「白根歯科クリニック」の公式ホームページです。
http://care4618.com
掌蹠膿疱症とは、手の平や足の裏に膿を持った水泡ができる皮膚の病気です。
この病気の原因の一つとして、口の中の歯周病が大きく関係していると言われています。
「口の中の病気と皮膚の病気の繋がりがイメージできない」という人もいるのではないでしょうか?
今回は、掌蹠膿疱症と歯周病の関係についてお伝えします。
1.掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)とは?
掌蹠膿疱症とは、手の平や足の裏に膿を持った水泡ができる皮膚の病気です。
手や足の皮膚に水ぶくれが繰り返しできてしまい、皮膚がボロボロになってしまうことが特徴。
掌蹠膿疱症の水泡には菌などは入っていないため、水疱瘡のように人に感染することはありません。
他人への感染のリスクは低いですが、皮膚がボロボロになってしまうことから、見た目の変化に悩む患者さんも多いです。
1-1.掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の原因
掌蹠膿疱症のハッキリとした原因は解明されていないのが現状です。
しかし、喫煙や扁桃炎、歯周病、金属アレルギーなどが原因として深く関わっていることが指摘されています。
金属アレルギーに関しては、歯科治療で行なった銀歯などが原因になることもあります。
・膿疱が形成される仕組み
掌蹠膿疱症の膿疱が形成される仕組みについても、完全に解明されていませんが、「サイトカイン」と呼ばれる物質が関係しています。
サイトカインは免疫に関わるタンパク質の一種であり、掌蹠膿疱症の膿疱は免疫の異常によって引き起こされると考えられています。

1-2.掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の症状
掌蹠膿疱症の症状としては、掌や足の裏に膿が溜まった水泡が見られます。
この水泡の中身は、白血球の一種が角質に溜まったものであり感染性はありません。
水泡ができ、破れ、かさぶたを形成する流れを辿りますが、痛みが生じたり爪の形が変形することもあります。
1-3.掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の治療
掌蹠膿疱症の治療法としては、決まった方法があるわけではありません。
ストロイド軟膏などの外用薬による治療や内服療法、扁桃摘出、歯科治療などが挙げられます。
歯科治療が原因であった場合は、歯科治療により症状が改善されるケースもあります。
2.掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)と歯周病の関係
歯周病は口の中に感染症を起こしている状態であり、歯周病菌が原因で掌蹠膿疱症を引き起こすことが考えられています。
ただ、歯周病が掌蹠膿疱症の原因と断定できません。
<まとめ>歯科治療で症状が改善することもある
掌蹠膿疱症の原因の一つとして、歯周病による感染が考えられているため、人によっては歯科治療で症状の改善が見られることもあります。
歯周病は掌蹠膿疱症に限らず、全身の疾患と深い関係があることが分かっているので、予防や治療を行うことが重要です。
歯科治療により、掌蹠膿疱症などの疾患を予防できることもあるので、定期的なメンテナンスを行い、歯の健康を維持しましょう。


金沢の歯医者「白根歯科クリニック」の公式ホームページです。
http://care4618.com
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