歯周病が肝臓の病気を引きおこす!?歯周病と「NASH(非アルコール性脂肪肝炎)」の関係について
こんにちは。白根歯科クリニック院長の白根和明です。
歯周病は身体の様々な病気に関係していますが、その中でも新たに「肝臓」の病気の発症に関連していることが分かってきました。
肝臓の病気と聞いて肝臓癌や脂肪肝、肝炎などの病気をイメージされる人もいるかもしれません。
歯周病との関連が指摘されている病気は、NASH(非アルコール性脂肪肝炎)と呼ばれるものです。
今回は、歯周病と肝臓の病気である「NASH(非アルコール性脂肪肝炎)」について詳しく解説していきます。
歯周病は口の中の感染症であり、糖尿病や心臓病、脳血管疾患など様々な病気の原因と言われています。
炎症を起こした歯肉から歯周病菌が血管内に入り込むことで、病気の発症や悪化に繋がるのです。
その中でも肝臓に歯周病菌が入り込むことで、NASH(非アルコール性脂肪肝炎)と呼ばれる病気を発症することが指摘されています。
肝臓は人間のあらゆる代謝に関与しており、生きていく上で必要な臓器の一つです。
まずは、NASH(非アルコール性脂肪肝炎)について詳しく見ていきましょう。

NASH(非アルコール性脂肪肝炎)とは、アルコールを摂取していないのにも関わらず肝臓に脂肪がたまり脂肪肝炎や肝硬変に進行する一連の病気のことです。
脂肪肝は、肝臓に脂肪が多く溜まった状態のことを指します。
アルコールを摂取して起こる脂肪肝と、アルコールを摂取していないのに脂肪がたまる非アルコール性の2つの種類があります。
この脂肪肝から肝硬変や肝がんへと徐々に進行する肝臓病のことを総称して、「NASH(非アルコール性脂肪肝炎)」と言います。
肥満やメタボリックシンドロームの患者数の増加と比例して「NASH(非アルコール性脂肪肝炎)」の患者さんも増えているのが現状です。
肝臓は身体の中でも「沈黙の臓器」と呼ばれるように、自覚症状が乏しいことが特徴です。
負担がかかってもすぐに症状が見られず、進行して初めて症状に気づく場合もあります。
肝炎から肝硬変へ進行すると、身体が黄色く変色する「黄疸」と呼ばれる症状やお腹に水がたまる「腹水」による張りなどが見られることがあるでしょう。
病気が進行しない限り自覚症状も現れないので、自分で判断するのは難しいです。
NASH(非アルコール性脂肪肝炎)の原因は、はっきり解明されていませんが、歯周病菌が原因の一つであることが指摘されています。
3-1.歯周病菌が肝臓に到達することで炎症が起こる
口腔内の歯周病菌が体内に入り込むことで、細菌を除去しようと免疫が働きます。
免疫が働く時に炎症が起こるのですが、この炎症が刺激となり生理活性物質が放出され、病状の進行につながると考えられています。
また、免疫が退治しきれなかった細菌が脂肪の多い肝臓に到着することで炎症が引き起こされるのです。
一連の関連により、NASH(非アルコール性脂肪肝炎)が進行していくと考えられています。
NASH(非アルコール性脂肪肝炎)は、歯周病菌が原因で病状が進行することが分かってきました。
病状の進行を予防するためには、歯周病を防ぐことが大切になります。
現代は運動不足による肥満などが原因で様々な病気が報告されています。
運動不足や食生活を気をつけるとともに、歯周病ケアも重要です。
歯周病ケアは歯磨きをしていれば予防できるとは言い切れません。
毎日歯磨きを続けていても、知らない間に歯周病が進行してしまっていることも多いです。
自分ではケアしきれない部分もあるので、定期的に歯科医院でメンテナンスを行うことが、病気の予防につながります。


金沢の歯医者「白根歯科クリニック」の公式ホームページです。
http://care4618.com
歯周病は身体の様々な病気に関係していますが、その中でも新たに「肝臓」の病気の発症に関連していることが分かってきました。
肝臓の病気と聞いて肝臓癌や脂肪肝、肝炎などの病気をイメージされる人もいるかもしれません。
歯周病との関連が指摘されている病気は、NASH(非アルコール性脂肪肝炎)と呼ばれるものです。
今回は、歯周病と肝臓の病気である「NASH(非アルコール性脂肪肝炎)」について詳しく解説していきます。
1.歯周病菌が脂肪性肝疾患を引き起こす!?
歯周病は口の中の感染症であり、糖尿病や心臓病、脳血管疾患など様々な病気の原因と言われています。
炎症を起こした歯肉から歯周病菌が血管内に入り込むことで、病気の発症や悪化に繋がるのです。
その中でも肝臓に歯周病菌が入り込むことで、NASH(非アルコール性脂肪肝炎)と呼ばれる病気を発症することが指摘されています。
肝臓は人間のあらゆる代謝に関与しており、生きていく上で必要な臓器の一つです。
まずは、NASH(非アルコール性脂肪肝炎)について詳しく見ていきましょう。

2.NASH(非アルコール性脂肪肝炎)とは?
NASH(非アルコール性脂肪肝炎)とは、アルコールを摂取していないのにも関わらず肝臓に脂肪がたまり脂肪肝炎や肝硬変に進行する一連の病気のことです。
脂肪肝は、肝臓に脂肪が多く溜まった状態のことを指します。
アルコールを摂取して起こる脂肪肝と、アルコールを摂取していないのに脂肪がたまる非アルコール性の2つの種類があります。
この脂肪肝から肝硬変や肝がんへと徐々に進行する肝臓病のことを総称して、「NASH(非アルコール性脂肪肝炎)」と言います。
肥満やメタボリックシンドロームの患者数の増加と比例して「NASH(非アルコール性脂肪肝炎)」の患者さんも増えているのが現状です。
2-1.NASH(非アルコール性脂肪肝炎)の症状
肝臓は身体の中でも「沈黙の臓器」と呼ばれるように、自覚症状が乏しいことが特徴です。
負担がかかってもすぐに症状が見られず、進行して初めて症状に気づく場合もあります。
肝炎から肝硬変へ進行すると、身体が黄色く変色する「黄疸」と呼ばれる症状やお腹に水がたまる「腹水」による張りなどが見られることがあるでしょう。
病気が進行しない限り自覚症状も現れないので、自分で判断するのは難しいです。
3.NASH(非アルコール性脂肪肝炎)と歯周病の関係
NASH(非アルコール性脂肪肝炎)の原因は、はっきり解明されていませんが、歯周病菌が原因の一つであることが指摘されています。
3-1.歯周病菌が肝臓に到達することで炎症が起こる
口腔内の歯周病菌が体内に入り込むことで、細菌を除去しようと免疫が働きます。
免疫が働く時に炎症が起こるのですが、この炎症が刺激となり生理活性物質が放出され、病状の進行につながると考えられています。
また、免疫が退治しきれなかった細菌が脂肪の多い肝臓に到着することで炎症が引き起こされるのです。
一連の関連により、NASH(非アルコール性脂肪肝炎)が進行していくと考えられています。
4.NASH(非アルコール性脂肪肝炎)を防ぐためには歯周病予防が重要
NASH(非アルコール性脂肪肝炎)は、歯周病菌が原因で病状が進行することが分かってきました。
病状の進行を予防するためには、歯周病を防ぐことが大切になります。
現代は運動不足による肥満などが原因で様々な病気が報告されています。
運動不足や食生活を気をつけるとともに、歯周病ケアも重要です。
4-1.セルフケアだけでは予防しきれないこともある
歯周病ケアは歯磨きをしていれば予防できるとは言い切れません。
毎日歯磨きを続けていても、知らない間に歯周病が進行してしまっていることも多いです。
自分ではケアしきれない部分もあるので、定期的に歯科医院でメンテナンスを行うことが、病気の予防につながります。


金沢の歯医者「白根歯科クリニック」の公式ホームページです。
http://care4618.com
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