石川県金沢市「白根歯科クリニック」公式ブログ

TEL:076-208-4618 contact form 診療時間

歯周病にオメガ3・6系脂肪酸が有効

こんにちは。院長の白根です。
最近、興味深い研究論文をみつけました。魚油などに代表されるオメガ3系脂肪酸のDHA,EPAが歯周病の予防に効果がある、というもので、一部をご紹介したいと思います。

歯周病とは


 歯周病は、文字の通り、歯の周りの病気で、歯と歯ぐきの間から侵入した有害菌によって歯肉に炎症が起こる病気を言います。悪化すると歯を支えている骨が溶けて、歯がグラグラして、しまいには、歯が抜けてきます。
e95a46b263b0caa2629968f9eae1ee0f-e1363745667171-1.jpg

日本人高齢者のDHA摂取と歯周病


 新潟県在住の74歳55名を対象とした研究で、連続した3日間の食事摂取調査を行い、調査前とその後、年に一回の歯周病検査を5年間実施したところ、魚油で代表されるオメガ3系脂肪酸のDHAの摂取が少ない層は多い層と比較し、歯周病を有するリスクが1.5倍高いことが研究の結果からわかったとのこと。(Nutrition(2009)1-5)

ガンマリノレン酸と歯周病


 オメガ6系脂肪酸であるガンマリノレン酸を多く含むボラージ油3,000mg/日群、オメガ3系脂肪酸の魚油3,000mg/日群、ボラージ油1,500mg/日+魚油1,500mg/日群、プラセボ(コーン油+オリーブ油)群の4群に分けて30名の歯周病患者を対象に12週間摂取させたところ、ボラージ油群において最も歯周炎や歯周ポケットの深さの改善がみられたとのこと。(PLEFA.68(2003)213-218)

抗炎症作用のメカニズム


 人の体内でDHAやEPAから作られる物質にレゾルビンというものがあり、この物質に抗炎症作用があることがわかってきました。
DHA由来のレゾルビンD1には歯周病菌のひとつのジンジバリス菌が分泌する炎症性サイトカインを減らす可能性があると報告されています。(J Perio.2013,Vol84,No12,1838-1846)
EPA由来のレゾルビンE1は歯周病の局所炎症や破骨細胞による骨破壊を抑える働きがあることがわかってきました。(FASEB J 2006 Feb20(2)401-3)

歯周病の予防は毎日の歯磨きと定期的なメンテナンス、そして毎日の食生活にあり


 いかがでしたか。近年は歯周病という病気が様々な角度から研究が進められています。身近な食生活でも歯周病を防ぐヒントが隠されていたのですね。



石川県金沢市の歯医者、白根歯科クリニックのFC2ブログランキング

石川県金沢の歯医者「白根歯科クリニック」Blog Peopleへのリンク
金沢市にある「白根歯科クリニック」の公式ホームページです。
http://care4618.com

comments (0) | trackbacks (0) | posted by Kazuaki Shirone

Comments

Comment Form

icons:

Trackbacks

back to top

phone hours menu

close