ストレスが歯の寿命を縮める!?心身の負担を軽減する食事を解説!
こんにちは。金沢市で開業している白根歯科クリニック院長の白根です。
ストレスで腹痛や下痢、だるさなどの体調不良、暴飲暴食などを経験した方もいるでしょう。
ストレスを受けると歯や口腔内の健康も阻害してしまう可能性があります。
たとえば、ストレスにより唾液量が減少し、虫歯や歯周病になりやすくなるなど、ストレスは口腔内の環境と関係が深いです。
今回の記事では、ストレスと歯の関係性や、ストレスを軽減する食品や食生活を紹介しています。
ストレスを感じている方や、歯の症状や悩みをお持ちの方はぜひ参考にしてみてください。
ストレスを多く受けると、人間の体は「交感神経」が優位になり、副交感神経とのバランスが崩れやすくなります。
交感神経と副交感神経のバランスが取れていないと、歯や口腔内の健康は維持されません。
ストレスを多く受けると、口腔内には以下3つの影響が出ます。
•口腔内の免疫力低下
•歯ぎしりや噛み締め
•唾液量の減少
ストレスにより自律神経のバランスを崩し、交感神経が優位になると血管が収縮し、血流が悪くなります。
免疫に関わる血液成分の働きの悪化を招き、口腔内の免疫力が低下し、歯周病や虫歯になりやすいです。
また、ストレスによる歯ぎしりや噛み締めは、歯や顎関節に強い力が持続的にかかり、大きなダメージを与えるでしょう。
結果的に歯を支える骨が吸収され、歯周病の進行が加速する懸念もあります。
さらに、ストレスにより交感神経優位になると唾液の分泌量が低下し、口腔内の粘膜に傷がつきやすい状況に。
このようにストレスは口腔内の健康と深い関わりがあるのです。
私たちは体内の栄養素を消費してストレスから身を守ろうとします。
体内で栄養素が不足していると、ストレスに抵抗しづらい体になってしまうかもしれません。
ストレスを軽減する栄養素は以下の3項目です。
•ビタミンCとビタミンE
•トリプトファン
•ビタミンB群
次の項目で詳しく説明しています。
最後に、ストレスを緩和するための食生活も紹介しているので、参考にしてみてください。
ビタミンCは、抗ストレスホルモンである「コルチゾール」の材料です。
コルチゾールは体内の血糖値を増やして、体がストレスに対処する準備をします。
ビタミンEもコルチゾールの生成に関与し、ビタミンCと協力しストレスへの防御を高めてくれます。
【ビタミンCとビタミンEが多く含まれる食品】
パプリカやブロッコリー、ゴーヤはビタミンCが多く含まれており、モロヘイヤやかぼちゃは、ビタミンEを多く含んでいます。
ビタミンCは“水溶性ビタミン”と呼ばれ、水に溶けやすいビタミンで、ビタミンEは油に溶けやすい“脂溶性ビタミン”です。
以上の特徴から、ビタミンCを含む野菜は生で食べるのが良いでしょう。
ビタミンEを含んだ野菜は、ドレッシングをかけたり、揚げるなど、油と組み合わせると消化吸収が良くなるのでおすすめです。
トリプトファンは、感情を穏やかにしてストレスを減らす神経伝達物質「セロトニン」の材料です。
セロトニンは、体のリズムを整えて快眠しやすい状態にする「メラトニン」を生成し、睡眠に効果があります。
【トリプトファンを多く含む食品】
大豆製品は、「トリプトファン」や「ビタミンB群」を含んでいる食品です。
なかでも納豆や味噌は発酵食品のため、含まれている菌類によって腸内環境を整えてくれます。
腸は「セロトニン」をはじめ、私たちの活動に必要なホルモンを分泌する臓器なので、腸内環境が整えばストレスの軽減が期待できるでしょう。
脳はストレスに対処する時にエネルギー(ブドウ糖)を使用します。
ブドウ糖を効率よくエネルギーに変えるためには、「ビタミンB群」のサポートが必要です。
ビタミンB群が足りないと、「集中力が続かない」「落ち着きがなくなる」可能性があります。
結果、仕事や生活に支障が出るだけでなく、さらなるストレスが生まれてしまうかもしれません。
【ビタミンB群が多く含まれる食品】
ビタミンB群が多く含まれる食品はナッツ類です。
アーモンドやピーナッツ、ヘーゼルナッツは「ビタミンE」も含まれています。
小腹が空いた時は、お菓子やパンではなくナッツ類をつまむとストレス緩和効果が見込めるかもしれません。
最後にストレスを緩和する食生活を紹介します。
ストレスの多い生活では食生活が不規則になりがちです。
たとえば、朝食を食べないなどの欠食、偏食や暴飲暴食などが挙げられます。
忙しくても1日3食、規則正しく、腹8分目を目安に食べてみましょう。
また、食品添加物を多く含むお菓子やインスタント食品にはリンが多く含まれています。
リンを摂りすぎるとミネラルやカルシウムの吸収を阻害するため、心身の不調につながると言われています。
夜遅くの飲酒や高カロリーの食べ物を摂るのは、消化に時間がかかり睡眠の質にも影響する可能性もあるので注意しましょう。
家族や友人と一緒に、楽しくリラックスして食べるのもストレス解消にも繋がります。
<まとめ>日頃の食事でストレスを減らして歯の健康維持を
ストレスは心身への影響や口腔内への影響もあります。
そして、ストレスを感じる機会が増えると食生活も乱れる原因になるので、ストレスと上手く付き合っていきましょう。
今回紹介した食品や食生活を参考に、少しずつでも生活に取り入れてみてください。
医療法人社団 白根会 白根歯科クリニック
〒921-8172 石川県金沢市伏見新町276-1
TEL:076-208-4618
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ストレスで腹痛や下痢、だるさなどの体調不良、暴飲暴食などを経験した方もいるでしょう。
ストレスを受けると歯や口腔内の健康も阻害してしまう可能性があります。
たとえば、ストレスにより唾液量が減少し、虫歯や歯周病になりやすくなるなど、ストレスは口腔内の環境と関係が深いです。
今回の記事では、ストレスと歯の関係性や、ストレスを軽減する食品や食生活を紹介しています。
ストレスを感じている方や、歯の症状や悩みをお持ちの方はぜひ参考にしてみてください。
1.ストレスが与える歯への影響
ストレスを多く受けると、人間の体は「交感神経」が優位になり、副交感神経とのバランスが崩れやすくなります。
交感神経と副交感神経のバランスが取れていないと、歯や口腔内の健康は維持されません。
ストレスを多く受けると、口腔内には以下3つの影響が出ます。
•口腔内の免疫力低下
•歯ぎしりや噛み締め
•唾液量の減少
ストレスにより自律神経のバランスを崩し、交感神経が優位になると血管が収縮し、血流が悪くなります。
免疫に関わる血液成分の働きの悪化を招き、口腔内の免疫力が低下し、歯周病や虫歯になりやすいです。
また、ストレスによる歯ぎしりや噛み締めは、歯や顎関節に強い力が持続的にかかり、大きなダメージを与えるでしょう。
結果的に歯を支える骨が吸収され、歯周病の進行が加速する懸念もあります。
さらに、ストレスにより交感神経優位になると唾液の分泌量が低下し、口腔内の粘膜に傷がつきやすい状況に。
このようにストレスは口腔内の健康と深い関わりがあるのです。
2.ストレスを軽減する栄養素と食品
私たちは体内の栄養素を消費してストレスから身を守ろうとします。
体内で栄養素が不足していると、ストレスに抵抗しづらい体になってしまうかもしれません。
ストレスを軽減する栄養素は以下の3項目です。
•ビタミンCとビタミンE
•トリプトファン
•ビタミンB群
次の項目で詳しく説明しています。
最後に、ストレスを緩和するための食生活も紹介しているので、参考にしてみてください。
①ビタミンCとビタミンE
ビタミンCは、抗ストレスホルモンである「コルチゾール」の材料です。
コルチゾールは体内の血糖値を増やして、体がストレスに対処する準備をします。
ビタミンEもコルチゾールの生成に関与し、ビタミンCと協力しストレスへの防御を高めてくれます。
【ビタミンCとビタミンEが多く含まれる食品】
パプリカやブロッコリー、ゴーヤはビタミンCが多く含まれており、モロヘイヤやかぼちゃは、ビタミンEを多く含んでいます。
ビタミンCは“水溶性ビタミン”と呼ばれ、水に溶けやすいビタミンで、ビタミンEは油に溶けやすい“脂溶性ビタミン”です。
以上の特徴から、ビタミンCを含む野菜は生で食べるのが良いでしょう。
ビタミンEを含んだ野菜は、ドレッシングをかけたり、揚げるなど、油と組み合わせると消化吸収が良くなるのでおすすめです。
②トリプトファン
トリプトファンは、感情を穏やかにしてストレスを減らす神経伝達物質「セロトニン」の材料です。
セロトニンは、体のリズムを整えて快眠しやすい状態にする「メラトニン」を生成し、睡眠に効果があります。
【トリプトファンを多く含む食品】
大豆製品は、「トリプトファン」や「ビタミンB群」を含んでいる食品です。
なかでも納豆や味噌は発酵食品のため、含まれている菌類によって腸内環境を整えてくれます。
腸は「セロトニン」をはじめ、私たちの活動に必要なホルモンを分泌する臓器なので、腸内環境が整えばストレスの軽減が期待できるでしょう。
③ビタミンB群
脳はストレスに対処する時にエネルギー(ブドウ糖)を使用します。
ブドウ糖を効率よくエネルギーに変えるためには、「ビタミンB群」のサポートが必要です。
ビタミンB群が足りないと、「集中力が続かない」「落ち着きがなくなる」可能性があります。
結果、仕事や生活に支障が出るだけでなく、さらなるストレスが生まれてしまうかもしれません。
【ビタミンB群が多く含まれる食品】
ビタミンB群が多く含まれる食品はナッツ類です。
アーモンドやピーナッツ、ヘーゼルナッツは「ビタミンE」も含まれています。
小腹が空いた時は、お菓子やパンではなくナッツ類をつまむとストレス緩和効果が見込めるかもしれません。
3.ストレスを緩和する食生活
最後にストレスを緩和する食生活を紹介します。
ストレスの多い生活では食生活が不規則になりがちです。
たとえば、朝食を食べないなどの欠食、偏食や暴飲暴食などが挙げられます。
忙しくても1日3食、規則正しく、腹8分目を目安に食べてみましょう。
また、食品添加物を多く含むお菓子やインスタント食品にはリンが多く含まれています。
リンを摂りすぎるとミネラルやカルシウムの吸収を阻害するため、心身の不調につながると言われています。
夜遅くの飲酒や高カロリーの食べ物を摂るのは、消化に時間がかかり睡眠の質にも影響する可能性もあるので注意しましょう。
家族や友人と一緒に、楽しくリラックスして食べるのもストレス解消にも繋がります。
<まとめ>日頃の食事でストレスを減らして歯の健康維持を
ストレスは心身への影響や口腔内への影響もあります。
そして、ストレスを感じる機会が増えると食生活も乱れる原因になるので、ストレスと上手く付き合っていきましょう。
今回紹介した食品や食生活を参考に、少しずつでも生活に取り入れてみてください。
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