口腔機能低下症って知ってる?原因や治療法について解説
こんにちは。金沢市の歯医者、白根歯科クリニック院長の白根です。
「口腔機能低下症」とは、虫歯や歯周病などのお口のトラブルなど様々な要因によってお口の機能が低下してる状態を指します。
「口の中が乾きやすくなった」「食べ物が飲み込みにくくなった」など思い当たる節はありませんか?
このような症状は「口腔機能低下症」に含まれるものです。
今回は、「口腔機能低下症」がどのようなものか、症状や原因、診断などについて詳しく解説していきます。
「口腔機能低下症」とは、虫歯などの病気や様々な要因により口の中の機能が低下している状態のことです。
具体的な症状を指すのではなく、お口の中の機能が低下している状態のことをまとめて「口腔機能低下症」と表します。
2018年から「口腔機能低下症」と病名が付けられ、歯科医院で保険で受診することが可能になりました。
まだ耳馴染みのない言葉と病名ですが、お口の機能低下をまとめて「口腔機能低下症」と表現すると理解ください。
口腔機能低下症の主な症状は下記のとおりです。
•口の中が汚れている(口腔不潔)
•口の中の乾燥(口腔乾燥)
•食べ物が口の中に残る(咬合力低下)
•滑舌が悪くなった、食べこぼすようになった(舌口唇運動低下)
•薬を飲みにくくなった(低舌圧)
•硬い食べ物が食べにくくなった(咀嚼機能低下)
•食事の時に蒸せるようになった(嚥下機能低下)
上記の3つ以上に該当する場合は、口腔機能低下症と診断され歯科での対応が必要になります。
これらの症状を放置すると「摂食嚥下障害」などのさらに症状の重い口腔機能障害を引き起こす可能性もあります。
口腔機能低下症を引き起こす一番の原因は「加齢」ですが、その他にも疾患や障害などの様々な要因があります。
たとえば、虫歯や歯周病で歯を失ったり、義歯が合っていないなども症状を引き起こす原因のひとつです。
また、日頃の歯みがきが十分にできておらず、歯のケアが行き届かず、お口の中の環境が悪化することで全身の病気を引き起こすこともあります。
口腔機能低下症は、さまざまな要因が複合的に影響して症状を引き起こすのです。
先ほどの症状の項目から3つ以上該当する場合は、口腔機能低下症と診断されます。
診断には下記の精密検査を実施します。
1.口腔衛生状態不良の検査
2.口腔乾燥の検査
3.咬合力低下の検査
4.舌口唇運動低下の検査
5.低舌圧の検査
6.咀嚼機能低下の検査
7.嚥下機能低下の検査
お口の状態から咬む力、飲み込む力などを検査で測定していきます。
検査が終わったら結果に基づき、管理計画書を作成して結果の説明と改善方法の説明を行います。
症状が悪化しないように生活の中で改善に取り組む点を指導させていただき、6ヶ月ごとに再評価を実施します。
5.口腔機能低下症を放置するとどうなる?
「口が乾きやすくなった」「食べ物が飲み込みにくくなった」などの症状も口腔機能低下症のひとつです。
これらの症状を放置してしまうと全身的な健康を損なってしまいます。
お口の機能が低下することにより、食事量が減り体力や筋力、免疫力の低下につながります。
体力や筋力が低下すると日常動作に支障をきたし、階段の上り下りや外出なども減ってしまうでしょう。
口腔機能低下症が進行すると元の状態に戻すことはできないため、健康な状態を維持することが大切です。
今回は、「口腔機能低下症」がどのようなものか、症状や原因、診断などについて詳しく解説しました。
口腔機能低下症を引き起こす一番の原因は「加齢」ですが、虫歯や歯周病などの疾患なども大きく影響しています。
「最近、食べ物が飲み込みにくくなった」「咬む力が弱くなった気がする」などの自覚症状がある方は放置せず検査を受けることをおすすめします。
口腔機能低下症の検査は、65歳以上の方なら保険適用で受けられるので、気になる症状があれば相談してみましょう。
参考:日本歯科医学会 口腔機能低下症に関する基本的な考え方
https://www.jads.jp/basic/pdf/document_02.pdf
石川県金沢市の歯医者「白根歯科クリニック」の公式ホームページです。
http://care4618.com
「口腔機能低下症」とは、虫歯や歯周病などのお口のトラブルなど様々な要因によってお口の機能が低下してる状態を指します。
「口の中が乾きやすくなった」「食べ物が飲み込みにくくなった」など思い当たる節はありませんか?
このような症状は「口腔機能低下症」に含まれるものです。
今回は、「口腔機能低下症」がどのようなものか、症状や原因、診断などについて詳しく解説していきます。
1.口腔機能低下症とは
「口腔機能低下症」とは、虫歯などの病気や様々な要因により口の中の機能が低下している状態のことです。
具体的な症状を指すのではなく、お口の中の機能が低下している状態のことをまとめて「口腔機能低下症」と表します。
2018年から「口腔機能低下症」と病名が付けられ、歯科医院で保険で受診することが可能になりました。
まだ耳馴染みのない言葉と病名ですが、お口の機能低下をまとめて「口腔機能低下症」と表現すると理解ください。
2.口腔機能低下症の症状
口腔機能低下症の主な症状は下記のとおりです。
•口の中が汚れている(口腔不潔)
•口の中の乾燥(口腔乾燥)
•食べ物が口の中に残る(咬合力低下)
•滑舌が悪くなった、食べこぼすようになった(舌口唇運動低下)
•薬を飲みにくくなった(低舌圧)
•硬い食べ物が食べにくくなった(咀嚼機能低下)
•食事の時に蒸せるようになった(嚥下機能低下)
上記の3つ以上に該当する場合は、口腔機能低下症と診断され歯科での対応が必要になります。
これらの症状を放置すると「摂食嚥下障害」などのさらに症状の重い口腔機能障害を引き起こす可能性もあります。
3.口腔機能低下症の原因
口腔機能低下症を引き起こす一番の原因は「加齢」ですが、その他にも疾患や障害などの様々な要因があります。
たとえば、虫歯や歯周病で歯を失ったり、義歯が合っていないなども症状を引き起こす原因のひとつです。
また、日頃の歯みがきが十分にできておらず、歯のケアが行き届かず、お口の中の環境が悪化することで全身の病気を引き起こすこともあります。
口腔機能低下症は、さまざまな要因が複合的に影響して症状を引き起こすのです。
4.口腔機能低下症の診断
先ほどの症状の項目から3つ以上該当する場合は、口腔機能低下症と診断されます。
診断には下記の精密検査を実施します。
1.口腔衛生状態不良の検査
2.口腔乾燥の検査
3.咬合力低下の検査
4.舌口唇運動低下の検査
5.低舌圧の検査
6.咀嚼機能低下の検査
7.嚥下機能低下の検査
お口の状態から咬む力、飲み込む力などを検査で測定していきます。
検査が終わったら結果に基づき、管理計画書を作成して結果の説明と改善方法の説明を行います。
症状が悪化しないように生活の中で改善に取り組む点を指導させていただき、6ヶ月ごとに再評価を実施します。
5.口腔機能低下症を放置するとどうなる?
「口が乾きやすくなった」「食べ物が飲み込みにくくなった」などの症状も口腔機能低下症のひとつです。
これらの症状を放置してしまうと全身的な健康を損なってしまいます。
お口の機能が低下することにより、食事量が減り体力や筋力、免疫力の低下につながります。
体力や筋力が低下すると日常動作に支障をきたし、階段の上り下りや外出なども減ってしまうでしょう。
口腔機能低下症が進行すると元の状態に戻すことはできないため、健康な状態を維持することが大切です。
<まとめ>気になる症状があれば歯医者で検査を受けよう
今回は、「口腔機能低下症」がどのようなものか、症状や原因、診断などについて詳しく解説しました。
口腔機能低下症を引き起こす一番の原因は「加齢」ですが、虫歯や歯周病などの疾患なども大きく影響しています。
「最近、食べ物が飲み込みにくくなった」「咬む力が弱くなった気がする」などの自覚症状がある方は放置せず検査を受けることをおすすめします。
口腔機能低下症の検査は、65歳以上の方なら保険適用で受けられるので、気になる症状があれば相談してみましょう。
参考:日本歯科医学会 口腔機能低下症に関する基本的な考え方
https://www.jads.jp/basic/pdf/document_02.pdf
石川県金沢市の歯医者「白根歯科クリニック」の公式ホームページです。
http://care4618.com
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