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突然歯肉がヒリヒリして痛みが強くなる「急性壊死性潰瘍性歯肉炎」とは?

こんにちは。金沢市の歯医者、白根歯科クリニック院長の白根です。

歯磨きをしていると歯肉がピリピリと痛む」などの経験をした方もいるかもしれません。

歯肉のピリピリ感や痛みが続く場合は、「急性壊死性潰瘍性歯肉炎」という症状の可能性があります。

「急性壊死性潰瘍性歯肉炎」とは、口の中の細菌のバランスが崩れることにより起こる感染症のこと。

ストレスや栄養不足などが原因で発症するこの病気ですが、15〜35歳までの成人期の方に見られる疾患の一つです。

今回は、歯肉がヒリヒリして痛みが強くなる「急性壊死性潰瘍性歯肉炎」について原因や症状などについて詳しく解説していきます。

1.急性壊死性潰瘍性歯肉炎とは



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急性壊死性潰瘍性歯肉炎とは、病名の通り急に歯ぐきが壊死してただれてくる病気のことです。

痛みや出血、悪臭などを伴い、発熱などの全身症状を伴うこともあります。

喫煙者や免疫力が落ちた人、ストレスなどが原因で発症すると言われています。

2.急性壊死性潰瘍性歯肉炎の原因



急性壊死性潰瘍性歯肉炎の原因はハッキリと解明されていませんが、口の中に生息する細菌などのバランスが崩れることで炎症反応などを引き起こすと言われています。

また、口腔内の清潔が保てない状態や精神的・肉体的なストレスによって発症するケースもあるようです。

喫煙習慣がある方も発症のリスクが高いと言われており、15〜35歳の成人期の方に見られることが特徴です。

3.急性壊死性潰瘍性歯肉炎の症状



急性壊死性潰瘍性歯肉炎の症状には、次のようなものがあります。

•強い痛み
•歯肉の出血
•強い口臭
•歯肉の腫れ
•歯の間の歯肉乳頭にクレータ様の潰瘍

急激に歯と歯の間の歯肉乳頭に痛みが見られ、赤く腫れます。

1〜2日で歯肉乳頭は破壊されて死んでしまい(壊死)、潰瘍が形成。

この潰瘍部分は白血球、赤血球、フィブリン、壊死組織片、細菌塊などからなる灰白色の偽膜でおおわれます。

この偽膜が剥がれると潰瘍部分が露出するため、出血しやすく食べ物や歯ブラシが当たることで痛みを伴います。

重症になると病変は歯槽粘膜や喉の扁桃などの周辺組織に広がり、発熱や頭痛、倦怠感などの全身症状が現れることがあります。

4.急性壊死性潰瘍性歯肉炎の診断と治療方法



急性壊死性潰瘍性歯肉炎の診断は、特徴的な歯肉の潰瘍、壊死などの口の中の所見を観察することで診断されます。

他の細菌やウイルスによる感染症が疑われる場合は、細菌培養検査や血液検査などを実施することもあります。

また、治療については、洗口剤やうがい薬などで口の中を清潔に保つことが重要です。

発熱がある場合は抗生物質が投与されることもあり、痛みに対しては鎮痛剤を使用します。

口の中の清潔だけでなく、適切な栄養と睡眠、休息などバランスの良い健康的な生活を送ることが大切です。

<まとめ>定期検診で早期発見と予防に努めよう


今回は、歯肉がピリピリとして痛む「急性壊死性潰瘍性歯肉炎」について解説しました。

急性壊死性潰瘍性歯肉炎の原因は口の中の細菌などのバランスが崩れることによって発症すると言われていますが、ストレスなども要因の一つです。

治療方法としては、口の中を清潔に保つことや健康的な生活を送ることになりますが、重症化しないためにも早めに治療することが大切になります。

お口のトラブルを早期発見するためにも、かかりつけの歯医者の定期検診を受けるようにしましょう。




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